ペンテシレイアの画家《キュリクス(酒杯)》(シカゴ美術館蔵)
ARTWORK

キュリクス(酒杯)

Kylix (Drinking Cup)

種別
陶磁器
制作年
about 460 BCE
技法・素材
テラコッタ・赤絵式terracotta, red-figure
寸法
14.2 × 45 × 37 cm (5 5/8 × 17 3/4 × 14 1/4 in.)
所蔵
シカゴ美術館
所蔵品番号
185

浅い椀形の杯で、左右に上向きの把手が付く。外面と見込みの地は一様な黒で、中央に円形の絵面を置く。円は雷文の帯で囲まれ、内側に二人が向き合って立つ。左の若者は片肩を出した衣をまとい、垂れた手に湾曲した細い金具を提げる。右の人物は襞の多い長衣を着け、髪を布で包み、両手を胸の前で組む。その背後に脚のある腰掛けが横向きに置かれ、上方の宙に紐で吊るされた楕円形のものが浮かぶ。二人の足元には短い横線で床が示される。器の全面に接合の線と割れが走り、破片を継いだ跡が黒い地に網目のように見える。素焼の地を残した赤絵式。高さ一四・二センチ、径四五センチ。館の記録は紀元前四六〇年頃とする。シカゴ美術館蔵。

出典・権利情報

掲載している作品画像は、シカゴ美術館の権利表示を作品単位で確認したものです。

出典
シカゴ美術館
所蔵品番号
185
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月14日)

当サービスおよび当サービスの商品は、所蔵館の公式・公認のものではありません。

COLUMNSこの作品を読む

  • 名画の楽しみ方

    題が、器の名でできている——シカゴ美術館のギリシア陶器

    カンタロス、ヒュドリア、アンフォラ。十点の題は、いずれも器の種類の名である。作者の欄には通称が入り、技法の欄はテラコッタの一語で足りる。名を先に置き、用途を括弧で後に置く書き方を読みたい。十点の年は、二百五十年に散らばっている。