ドイツ《キリスト伝の場面を持つ三翼板》(シカゴ美術館蔵)
ARTWORK

キリスト伝の場面を持つ三翼板

Triptych with Scenes from the Life of Christ

種別
彫刻
制作年
1350–75
技法・素材
Ivory with traces of gold
寸法
25.7 × 17.5 cm (10 1/8 × 6 15/16 in.)
所蔵
シカゴ美術館
所蔵品番号
25332

三枚の板を蝶番でつなぎ、いずれも先の尖った山形に仕上げた象牙の小さな祭壇。中央の上段は透かしを入れた尖頭の弧の下に十字架が立ち、架かる人物の両脇へ嘆く人々が群れる。下段は細い柱と尖頭の弧を連ねた列の下で、冠を戴いた女が幼児を膝に抱いて座り、その前に冠の男が跪いて器を捧げ、後ろに二人が立って続く。左の翼は上段に竿状のものを担ぐ人々、下段に手を挙げる人物が並ぶ。右の翼は上段で身を寄せ合う二人、下段では布に包んだ幼児を台の上で受け渡す場面を刻む。人物はいずれも高い浮彫で、衣の襞は深く抉られる。表面は淡い黄味を帯び、隅や襞の底に金の名残がとどまる。左右の縁に留め金が残る。象牙、金の痕跡を伴う。縦二五・七センチ、横一七・五センチ。所蔵館は一三五〇年から七五年の作とする。シカゴ美術館蔵。

出典・権利情報

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出典
シカゴ美術館
所蔵品番号
25332
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月14日)

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  • 名画の楽しみ方

    技法の欄が、一語で終わる——シカゴ美術館の彫刻十点

    大理石。木。石膏。テラコッタ。彫刻の技法の欄は、材料の名だけで終わることが多い。絵画のように支持体と絵具を重ねて書く必要がないからだ。短い欄が何を決め、何を書き落とすのかを読みたい。受入の年は、九十年に散らばっている。

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