ディルク・ボウツ《聖人に導かれる寄進者》(メトロポリタン美術館蔵)
ARTWORK

聖人に導かれる寄進者

A Donor Presented by a Saint

種別
絵画
制作年
ca. 1460–65
技法・素材
油彩・板Oil on wood
寸法
8 3/4 x 7 in. (22.2 x 17.8 cm)
所蔵
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
436284

小さな板に、中年の男が上半身だけ描かれる。髪は額の上で短く切り揃えられ、こめかみに白いものが混じる。顔は右へ向き、頬と顎はたるみ、目尻に皺が寄る。青緑の衣を着て、襟には金色の細い縁取り、肩から胸へ濃い褐色の帯が斜めに掛かる。背後から別の人物の手が伸びて男の肩に置かれ、その腕は画面の上端で切れる。その人物は褐色の衣の一部しか見えない。背景には桃紫の垂れ幕が縦の襞をつくって下がり、左端の隙間から緑と赤の色がわずかに覗く。板の縁は絵具が擦れる。板に油彩。縦二二・二センチ、横一七・八センチ。所蔵館は一四六〇年から六五年頃の作とする。メトロポリタン美術館蔵。

出典・権利情報

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出典
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
436284
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月12日)

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  • 美術史・技法

    後頭部に、誰かの手が置かれている——アウワーテル、バウツほか絵画の断片

    手の持ち主は、そこにいない。板がその手前で断たれているからである。切れた光輪、不定形の輪郭、断たれた丘。分類の欄の「断片」という語より、画面に残った一本の手のほうが直接に語る。番号が付いた瞬間に、断片は一件になる。そこに無いものを一緒に見る方法を考えたい。

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