アルベルト・ファン・アウワーテル《寄進者の頭部》(メトロポリタン美術館蔵)
ARTWORK

寄進者の頭部

Head of a Donor

種別
絵画
制作年
ca. 1465–70
技法・素材
油彩・板Oil on wood
寸法
3 7/8 x 3 1/2 in. (9.8 x 8.9 cm)
所蔵
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
437236

小さな板に、髪のない年配の男の頭部だけが大きく描かれる。顔はやや右を向き、額は広く、目尻と頬に細かい皺が刻まれる。目は褐色で伏し目がち、鼻は太く、唇は薄い。耳が大きく描き出される。首もとには金の縁取りのある明るい青の襟が立ち、その下に白い衣が見える。左上には赤紫の帳の前に別人の手が現れ、指を四本並べる。右端には緑の面がわずかに覗く。画面全体に細かい亀裂が網の目のように走り、板の縁では絵具が欠けて木地が見える。板に油彩。縦九・八センチ、横八・九センチ。所蔵館は一四六五年から七〇年頃の作とする。メトロポリタン美術館蔵。

出典・権利情報

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出典
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
437236
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月14日)

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  • 美術史・技法

    後頭部に、誰かの手が置かれている——アウワーテル、バウツほか絵画の断片

    手の持ち主は、そこにいない。板がその手前で断たれているからである。切れた光輪、不定形の輪郭、断たれた丘。分類の欄の「断片」という語より、画面に残った一本の手のほうが直接に語る。番号が付いた瞬間に、断片は一件になる。そこに無いものを一緒に見る方法を考えたい。