サンフォード・ロビンソン・ギフォード《パルテノンの廃墟》(ナショナル・ギャラリー(ワシントン)蔵)
ARTWORK

パルテノンの廃墟

Ruins of the Parthenon

種別
絵画
制作年
1880
技法・素材
油彩・カンヴァスoil on canvas
寸法
overall: 69.53 × 132.72 cm (27 3/8 × 52 1/4 in.) framed: 110.5 × 174.3 × 12.7 cm (43 1/2 × 68 5/8 × 5 in.)
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
121547

横長の画面の左三分の一を、列柱の並ぶ大理石の神殿が占める。柱は上の梁を残したまま欠け、破風は失われ、柱身の縦の溝が斜めの光を受けて明暗に分かれる。手前の緑の斜面には、円い柱の輪切りや角材、装飾の付いた石が散乱し、中央やや左に赤褐色の小さな人影が一つ立つ。右の中景には煉瓦色の四角い塔が建ち、右端にはもう一群の柱廊が続く。地平の先には青灰の海と低い山並みが霞み、空は上が淡青、下へゆくほど桃色に変わる。全体が薄い靄に包まれ、輪郭は遠ざかるほど溶ける。カンヴァスに油彩。縦六九・五センチ、横一三二・七センチ。一八八〇年。

出典・権利情報

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出典
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
121547
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月14日)

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    空気そのものを、描く——サンフォード・ロビンソン・ギフォード

    谷の底が見えない。光に埋もれている。ギフォードが描いたのは山でも木でもなく、空気に散った光である。峡谷から静物、イタリア、エジプト、ギリシャまで、七点を通して空気の描き方をたどる。空気を描くとは、要するに差を描くことである。