パーヴェル・ペトロヴィチ・スヴィニンの代表作
ARTIST

パーヴェル・ペトロヴィチ・スヴィニン

Pavel Petrovich Svinin

生没年
1787–1839
国・地域
ロシア
時代・様式
19世紀ロシア美術

外交官として訪れた19世紀初頭のアメリカを、水彩による街景や生活場面として記録したロシアの画家・著述家。

建築、港、産業施設、働く人々を細部まで観察し、淡い水彩と明確な輪郭でまとめました。旅行記の図版のような説明性と、異文化への好奇心が同居しています。

生涯

ロシア帝国に生まれ、外交官として1811年から1813年ごろまでアメリカに滞在しました。フィラデルフィア、ニューヨーク、ボストン周辺を旅し、都市と産業、風俗を水彩に残しました。帰国後は美術収集と出版にも携わり、旅で得た見聞を紹介しました。

COLUMNS関連コラム

  • 画家を知る

    題に、写した版画の出どころが書いてある——パーヴェル・スヴィニン

    九点のうち六点の題には、括弧で出典が入る。ある雑誌の版画にもとづく写し、という書き方である。行かずに名所を帖へ入れる手続きが、そのまま記録に残った。見た絵と、見ていない絵を比べたい。公開画像の五点が白黒である点にも触れる。

  • 画家を知る

    題の末尾に、疑問符が付く——パーヴェル・ペトロヴィチ・スヴィニン

    地名のあとに括弧つきの疑問符が置かれた題が、九点のうち二点ある。どこを描いたかが定まらない、という館の判断である。紙に地名が書かれていなければ、後から当てるほかない。色の残る五点と、色の失われた四点を並べて見たい。

  • 美術史・技法

    外交官が見たアメリカ——パーヴェル・スヴィニンの画帖

    ロシアの外交官スヴィニンは、1810年代のアメリカを画帖に記録した。乗り物、労働、宗教の場面。ただし雑誌の版画を写した一枚も混じっている。記録という言葉の中身を九点で確かめる。何が描かれていないかも、あわせて見ておきたい。