古代ギリシア《カンタロス(酒杯)》(シカゴ美術館蔵)
ARTWORK

カンタロス(酒杯)

Kantharos (Wine Cup)

種別
陶磁器
制作年
300-275 BCE
技法・素材
terracotta, Late Gnathia ware
寸法
15.4 × 18 × 13.3 cm (6 1/8 × 7 1/8 × 5 1/4 in.)
所蔵
シカゴ美術館
所蔵品番号
182

深い杯。口は外へ広く開き、内側まで黒い釉がかかる。胴の上半は滑らかで、そこに波打つ蔓を一筋巡らせ、蔓から左右へ交互に葉を出し、葉の間に三つずつの粒を添える。文様は黄土色と白の顔料で釉の上に置かれ、ところどころ剥がれて下の黒が透ける。文様の帯の下には白い細い線が一周する。そこから下は太い縦の溝が密に刻まれ、器の張りに沿って下へすぼまる。把手は口縁の高さから外へ大きく張り出し、下端は胴の上部に着く。断面は丸く、付け根に小さな突起が残る。脚は短く、二段の輪の上に立ち、輪の側面には短い縦の線を並べた飾りがある。脚の内側と接地面には素地の赤褐色が現れる。テラコッタ、後期グナティア式。高さ一五・四センチ、幅一八センチ、奥行一三・三センチ。紀元前三〇〇年から前二七五年。シカゴ美術館蔵。

出典・権利情報

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出典
シカゴ美術館
所蔵品番号
182
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月15日)

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    題が、器の名でできている——シカゴ美術館のギリシア陶器

    カンタロス、ヒュドリア、アンフォラ。十点の題は、いずれも器の種類の名である。作者の欄には通称が入り、技法の欄はテラコッタの一語で足りる。名を先に置き、用途を括弧で後に置く書き方を読みたい。十点の年は、二百五十年に散らばっている。