エドガー・ドガ《髪を梳かせる女》(メトロポリタン美術館蔵)
ARTWORK

髪を梳かせる女

Woman Having Her Hair Combed

種別
素描・ドローイング
制作年
ca. 1886–88
技法・素材
Pastel on light green wove paper, now discolored to warm gray, affixed to original pulpboard mount
寸法
29 1/8 x 23 7/8 in. (74 x 60.6 cm)
所蔵
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
436173

裸の女が白い布の上に腰を下ろし、両脚を前へ投げ出して上体を反らせる。顔は仰向き、口はわずかに開き、右手を腰の後ろへ回す。長い赤褐色の髪は右へ引かれ、その先を、桃色の上衣に白い裾の女が立って両手で握り、梳く。左には黄緑の椅子が背もたれの縫い留めを見せて置かれ、女はその座に凭れる。右手前にも同じ黄緑の椅子が布張りの座を見せる。背景は黄と緑の縦の擦りで埋められ、床は青と緑の細かい線で示される。白い布は皺の谷に青と灰を差して立体を得る。肌は白と桃で明るく、輪郭に緑の線が添う。左下に署名。淡緑の紙が温かい灰へ変色したものにパステル、当初の台紙に貼られたまま。縦七四センチ、横六〇・六センチ。所蔵館は一八八六年から八八年頃の作とする。メトロポリタン美術館蔵。

出典・権利情報

掲載している作品画像は、メトロポリタン美術館の権利表示を作品単位で確認したものです。

出典
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
436173
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月12日)

当サービスおよび当サービスの商品は、所蔵館の公式・公認のものではありません。

COLUMNSこの作品を読む

  • 画家を知る

    紙の色が、変わってしまった——エドガー・ドガのパステル

    技法の欄に、緑の紙、いまは褐色に暗くなっている、と書かれる。もとの色と、いまの色が両方記録されている。下地の色が変われば、置いた色との関係も変わる。見えなくなったものを記録から読みたい。紗に貼るという処置にも触れておきたい。