エドガー・ドガの代表作
ARTIST

エドガー・ドガ

Edgar Degas

生没年
1834–1917
国・地域
フランス
時代・様式
印象派

踊り子、競馬、働く人々を主題に、動作の途中の姿勢を探り続けた19世紀フランスの画家。

素描を土台に構図を組み立て、画面の端で人物を大胆に切り、高い視点や斜めの床を用いました。パステル、モノタイプ、写真を行き来し、同じ姿勢を媒体ごとに再構成しています。

生涯

パリに生まれ、ルーヴル美術館で古典を模写し、イタリア旅行でルネサンス美術を学びました。1874年から印象派展の組織に加わりましたが、戸外の光よりも劇場、稽古場、室内の人物に関心を向けました。生涯にわたって構図と身体の動きを反復して検討しました。

COLUMNS関連コラム

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    技法の欄に、緑の紙、いまは褐色に暗くなっている、と書かれる。もとの色と、いまの色が両方記録されている。下地の色が変われば、置いた色との関係も変わる。見えなくなったものを記録から読みたい。紗に貼るという処置にも触れておきたい。

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    この館の記録は、作品の寸法に続けて額を含む寸法を書く。九点すべてに二行目がある。もっとも小数の桁は三通り、区切りの記号は二通り、奥行きの有無も分かれる。家族を描いた三点では、姓の書き方まで揺れている。

  • 暮らしと名画

    額をどう選ぶか——ラファエロとデッカーの額から考える

    絵の大きさは二つある。画面の寸法と、額込みの寸法である。小さな静物画は額に入ると面積が五倍を超える。美術館の記録で額の幅を比べ、明るい絵と暗い絵の違いを見たうえで、家で額を選ぶ六つの手順と紙作品の注意点をまとめた。

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    作品の著作権が切れていても、その写真の権利は美術館が持つと考えられてきた。方針が変わったのは2010年代である。手放した理由、同じ図を並べて比べられるようになったこと、そして画像の質や権利の限界を、実際の公開記録で確かめる。

  • 画家を知る

    ドガはなぜ、踊っていない踊り子ばかり描いたのか——動きを描く方法

    階段に脚だけが見える構図から始めて、稽古場・競馬場・洗濯屋をたどる。写真が動きを止めた1878年の事件をはさみ、動作の頂点ではなく途中を選び続けた画家の方法を読む。