額の大きさまで、記録する——エドガー・ドガ
この館の記録は、作品の寸法に続けて額を含む寸法を書く。九点すべてに二行目がある。もっとも小数の桁は三通り、区切りの記号は二通り、奥行きの有無も分かれる。家族を描いた三点では、姓の書き方まで揺れている。

記録の欄
寸法の欄は、数字を並べる場所である。
つまり、何を測るかで中身が変わる。
額まで、測る
美術館の記録には、作品の寸法が入る。
そこに、額の寸法まで書かれることがある。
この館の記録が、それである。
断りが、付く
二行目には、額を含む、と断りが付く。
つまり、区別されている。
額という付属
額は、絵を囲む枠である。
つまり、作品そのものではない。
二つの数字
作品全体の寸法と、額を含む寸法。
つまり、二行が並ぶ。
支持体
いずれも、布の上に描かれている。
つまり、板ではない。
同じ画材
九点とも、カンヴァスに油彩である。
つまり、条件が揃う。
身内が、三点
肖像六点のうち、三点が家族である。
つまり、半分になる。
主題の内訳
肖像が六点、踊り子が三点。
つまり、二つに分かれる。
九点という範囲
この記事で扱うのは九点である。
いずれも同じ館にある。
そして、いずれもカンヴァスに油彩である。
どこが、違うか
小数の桁、記号、そして奥行き。
つまり、三か所である。
書き方の差
もっとも、細かいところは揃わない。
つまり、そこを見たい。
九点とも、二行
九点のすべてに、額の寸法がある。
つまり、揃っている。
順に、見る
まず、身内を描いた三点。
そして、他の肖像と踊り子へ移る。
一点目
家族を描いた一点から始めたい。

若い男が、正面を向いて立つ。
黒い制服を着る。
肩から、金色の飾り紐が下がる。
頭に、黒い帽子をかぶる。
背景は、赤茶である。
空白で、切れる
前半と後半のあいだに、空白が入る。
つまり、二語になる。
二語の姓
前半の短い語と、後半の姓。
つまり、分かれて書かれる。
姓の書き方
題の姓は、二語に分かれて書かれる。
いま使われる形
いま知られているのは、この形である。
つまり、一語で通る。
一語の姓
画家の名は、続けて書かれる。
つまり、切れ目がない。
画家の姓
画家の姓は、一語で書かれる。
いつ、変わったか
いつ書き方が変わったかは、記録にない。
つまり、こちらでは追えない。
同じ家の名
もとは同じ家の名である。
つまり、書き方が分かれている。
金色の紐
肩から、飾りの紐が下がる。
つまり、装飾が付く。
制服という主題
題に、士官候補生の制服とある。
つまり、身分が示される。
誰を、描いたか
館の題によれば、家族の一人である。
つまり、身内の肖像になる。
一行目
一行目には、作品の寸法が入る。
つまり、額を含まない。
二行目
寸法の欄の二行目に、額の数字が来る。
つまり、断りが付く。
額の大きさ
作品は、縦64.5センチ。
そして、額を含むと93.3センチになる。
縦横の比
作品は縦長だが、額を含むと正方形に近づく。
つまり、比が変わる。
横の差
横は、46.2センチと82.5センチ。## 横の差
横は、46.2センチと82.5センチ。
つまり、三十六センチ広がる。
差は、二十九センチ
上下の縁を合わせた幅である。
つまり、額はかなり太い。
次の一点
もう一組の身内を見たい。
つまり、二人が描かれる。
二点目
二人を描いた一点である。

女性が、赤い長椅子に座る。
その後ろに、男性が立つ。
女性は、扇を持つ。
背景に、緑の壁紙がある。
奥に、明るい部屋が見える。
二人の姿勢
一人は座り、一人は立つ。
つまり、高さが違う。
姓は、一つ
二人は、同じ姓を持つ。
つまり、家族である。
二人の名
題に、二人の名が並ぶ。
つまり、夫婦の肖像らしい。
横の差
横は、89.7センチと114.9センチ。
つまり、二十五センチ広がる。
額の差
縦で、二十四センチほど広がる。
つまり、一点目より細い額である。
記録に、額の年はない
額がいつ作られたかは、書かれていない。
つまり、分からない。
誰が、選んだか
館か、前の持ち主が選ぶ。
つまり、画家とは限らない。
額は、後から
額は、作品と同時に作られるとは限らない。
つまり、後で替えられる。
三人目の身内
もう一点、家族の肖像を見たい。
つまり、これで三点になる。
三点目
もう一人の身内である。

女性が、寝台に身を預ける。
灰色の衣に、黒い点が散る。
背景は、淡い桃色である。
左に、白い枕が重なる。
顔は、正面を向く。
三点のうち、二点
家族の三点のうち、姓が二語なのは二点である。
つまり、一点は姓を持たない題である。
同じ形
一点目と同じく、二語である。
つまり、揃っている。
姓が、また分かれる
この題の姓も、二語である。
つまり、一点目と同じ書き方になる。
大文字と、小文字
一方は大きく、他方は小さく書き出される。
つまり、揃わない。
前半の語
前半の語の書き出しが、一方は大文字である。
つまり、二通りになる。
小文字と、大文字
一点目と三点目で、前半の語の書き出しが違う。
つまり、揃っていない。
方針として
記録は、館のものである。
つまり、こちらで整えない。
直さない
当サイトでは、記録をそのまま写す。
つまり、直さない。
次のページで
家族ではない肖像を見たい。
二点続く
四点目と五点目は、女性の肖像である。
つまり、並ぶ。
四点目から
ここから、家族以外の肖像になる。
つまり、三点続く。
身内から、離れる
ここから、家族ではない肖像になる。
つまり、三点続く。
四点目
家族ではない女性の肖像である。

女性が、横を向いて座る。
赤い衣を着る。
手に、扇を持つ。
背景の壁は、赤である。
右に、置物と燭台がある。
額で、分かれる
作品の寸法は近いが、額は違う。
つまり、別々に額装されている。
近い数字
縦も横も、ほとんど同じである。
つまり、並べると分かる。
並べて、見る
三点目は、縦72.9センチ、横92センチ。
そして、四点目は、縦72.7センチ、横92.1センチ。
三点目と、ほぼ同じ
寸法が、三点目とほとんど変わらない。
つまり、縦横とも近い。
横も、一ミリ
横は、92センチと92.1センチ。
つまり、一ミリしか違わない。
二ミリの差
縦は、72.9センチと72.7センチ。
つまり、二ミリしか違わない。
書かれないこと
測り直しの記録は、公開されていない。
つまり、追えない。
推測にとどめる
同じ規格かどうかは、確かめられない。
つまり、断定しない。
番号で、呼ぶ
規格には、番号が付いていた。
もっとも、記録には書かれない。
布は、売られていた
カンヴァスには、決まった大きさがあった。
つまり、同じ規格を使いうる。
同じ規格の布か
同じ大きさのカンヴァスかもしれない。
もっとも、記録に説明はない。
額の幅
一方の額は、上下でより広い。
つまり、太い額である。
横も、違う
横は、119.7センチと117.1センチ。
つまり、二センチ以上違う。
三センチの差
縦で、三センチほど違う。
つまり、額の幅が違う。
額は、違う
額を含む寸法は、三センチほど違う。
つまり、別の額である。
次の一点
もう一人の肖像を見たい。
つまり、五点目になる。
五点目
赤い服の少女である。

少女が、正面を向いて立つ。
赤い上着を、ゆったりと着る。
襟と袖に、毛皮が付く。
首に、白い飾りがある。
背景は、暗い茶である。
十分の一ミリ
小数第二位は、十分の一ミリにあたる。
つまり、極めて細かい。
一の位の下
小数第二位まで、書かれる。
つまり、ミリより細かい。
数字を、見る
128.91センチと、102.87センチ。
つまり、細かい。
小数点以下が、二桁
額の寸法が、小数点以下二桁で書かれる。
一桁まで
他は、小数第一位までである。
つまり、揃っていない。
他の記録では
他の八点は、一桁までである。
つまり、この一点だけ細かい。
見た目の差
読みは、変わらない。
もっとも、揃ってはいない。
二種類
九点で、二種類の記号が使われる。
つまり、揃っていない。
掛ける記号
縦横を、別の記号で区切る。
つまり、書式が違う。
記号も、違う
縦横を区切る記号が、他と違う。
つまり、二か所で揃わない。
推測にとどめる
新しく測ったのかもしれない。
もっとも、確かめられない。
測り直したのか
理由は、記録に書かれていない。
つまり、分からない。
六点目へ
肖像の最後の一点である。
つまり、次からは踊り子になる。
肖像の、六点目
もう一人の女性を見たい。
つまり、肖像の最後になる。
六点目
もう一人の女性の肖像である。

女性が、椅子に座る。
黒い衣を着る。
背後に、白と黄の花がある。
顔は、左を向く。
背景は、暗い。
一点だけ
九点のうち、この一つだけである。
つまり、例外になる。
小数点が、ない
他の数字には、小数点がある。
つまり、この一つだけ違う。
整数のまま
106センチと書かれる。
つまり、小数点が付かない。
額の寸法に、小数がない
縦106センチと、整数で書かれる。
つまり、これも例外になる。
二点だけ
残る七点には、奥行きがない。
つまり、揃っていない。
八点目と、九点目
奥行きが入るのは、この二点である。
つまり、残る七点にはない。
桁の話
桁の違いは、測り方の違いを示すことがある。
もっとも、断定はできない。
数えると
整数が一点、二桁が一点、残る七点が一桁。## 数えると
整数が一点、二桁が一点、残る七点が一桁。
つまり、三つに分かれる。
三通り
整数、小数点以下一桁、そして二桁。
つまり、三通りが混じる。
一点だけ、遅い
六点目は、1877年ごろである。
つまり、他より後になる。
六点の年
1856年から1877年までである。
つまり、二十年余りに散らばる。
六点の肖像
ここまでの六点は、いずれも人の肖像である。
つまり、主題が揃う。
次のページで
踊り子を描いた三点を見たい。
三点の踊り子
大きい一点、小さい一点、そして横長の一点。
つまり、判型がばらばらである。
主題が、変わる
ここから、踊り子の三点になる。
つまり、肖像ではない。
七点目
踊り子の絵である。

四人が、身を寄せて立つ。
肩に、赤い飾りがある。
裳裾は、黄と緑が混じる。
背景に、木立と空がある。
空は、橙と紫が混じる。
一メートル半
縦151.1センチである。
つまり、人の背丈に近い。
縦も、大きい
縦151.1センチである。
つまり、これも最大になる。
九点で、最も大きい
横180.2センチである。
つまり、他を大きく超える。
縦も、二メートル近い
縦は、176.9センチになる。
つまり、人の背丈を超える。
額を含むと
横は、207.7センチになる。
つまり、二メートルを超える。
最も早い一点
一点目は、1856年から1857年である。
つまり、画家の早い時期になる。
四十三年の幅
最も早い年と、最も遅い年の差である。
つまり、四十三年になる。
最も遅い年
1899年ごろである。
つまり、九点で最も新しい。
最も小さい一点
次に、最も小さい一点を見たい。
つまり、対照になる。
八点目
九点で最も小さい一点である。

縦長の小さな画面である。
右に、桃色の衣の踊り子が立つ。
その左に、緑の茂みがある。
奥にも、踊り子が一人いる。
右端に、黒い人影がある。
縁の幅
縁は、一センチほど残る。
つまり、細い。
地の色
縁は、淡い黄土色である。
つまり、下地が見える。
塗られていない縁
画面の周りに、地の色が残る。
つまり、端まで塗っていない。
立体として
額は、厚みを持つ。
つまり、三つの数字で表せる。
縦、横、奥行き
三つの数字が、順に並ぶ。
つまり、立体として測る。
三つ目の数字
額の寸法に、奥行きが入る。
つまり、三つの数字が並ぶ。
額の厚さ
9.53センチである。
つまり、十センチ近い。
厚みという情報
額には、厚みがある。
つまり、壁からどれだけ出るかが分かる。
何点あるか
九点のうち、奥行きが入るのは何点か。
数えると
二点である。
つまり、揃っていない。
細かい二点
いずれも、小数第二位まで書かれる。
つまり、同じ癖である。
二か所目
小数点以下二桁は、五点目にもあった。
つまり、二点になる。
小数点以下、二桁
奥行きは、9.53センチとある。
つまり、ここも細かい。
最後の一点
九点目を見たい。
つまり、横に長い一点である。
九点目
最後の一点である。

横に長い画面である。
左に、四人が並んで立つ。
右に、二人が床に身を伏せる。
床は、灰緑である。
奥に、白い柱がある。
二・二倍
横は、縦の二倍を超える。
つまり、帯のような形である。
縦40センチ
横は、88.9センチである。
つまり、細長い。
比率
横は、縦のおよそ二・二倍である。
つまり、極端に横長になる。
8.2センチ
奥行きは、8.2センチである。
つまり、こちらは一桁までである。
奥行きが、入る二点目
この一点にも、奥行きがある。
つまり、これで二点になる。
横の並び
18.8から180.2センチまで。
つまり、九倍以上開く。
縦の並び
24.2から151.1センチまで。
つまり、六倍以上開く。
九点の寸法
最も小さい一点は、24.2センチ。
そして、最も大きい一点は、180.2センチ。
七倍以上
最も大きい辺と、最も小さい辺の比である。
つまり、幅が広い。
揃っているところ
いずれも、二行目に額の寸法がある。
つまり、そこは同じである。
額の書き方
九点とも、額の寸法が書かれる。
三つの揺れ
桁、記号、そして奥行き。
つまり、三か所で分かれる。
そのうえで
小数の桁が三通り。
区切りの記号が二通り。
そして、奥行きの有無が二通り。
傷めば、替える
額は、傷めば作り替えられる。
つまり、作品より新しいことがある。
額は、替わる
額を替えれば、測り直す。
つまり、時期がばらつく。
揃わない理由
記録は、長い年月をかけて作られる。
つまり、測った時期も担当も違う。
展示のとき
壁に掛けるには、額の大きさが要る。
つまり、実際に使う数字である。
額という情報
額は、作品ではない。
もっとも、飾るときには要る。
箱の大きさ
輸送の箱は、額に合わせて作る。
つまり、必要な数字になる。
運ぶときにも
箱に入れるには、厚みが要る。
つまり、奥行きも役に立つ。
誰のための数字か
壁の広さを測るときに使える。
つまり、実務のための数字である。
三点目は
二点目の題には、姓が一語で入る。
つまり、別の家の姓である。
二点の姓
一点目と三点目である。
つまり、二点になる。
姓の話に、戻る
家族を描いた三点のうち、二点で姓が二語になる。
画家自身は
画家は、一語で署名した。
もっとも、当サイトでは署名を確かめていない。
揺れを、そのまま
当サイトでは、館の書き方を写す。
つまり、統一しない。
記録が、示すこと
同じ家の中でも、名の書き方は揺れる。
つまり、綴りは一つではない。
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そちらでは、踊り子の姿勢を見た。
読み方の提案
寸法の欄を、二行目まで読んでほしい。
そこに、額の大きさが書かれている。








