
カミーユ・コロー
Camille Corot
- 生没年
- 1796–1875
- 国・地域
- フランス
- 時代・様式
- バルビゾン派
戸外の観察と詩的な記憶を往復し、19世紀フランス風景画を新しい自然の見方へ導いた画家。
作風・特徴
旅先で描いた習作では地形、建物、光を明快な色面に整理し、晩年の風景では銀灰色の空気と柔らかな樹木の輪郭を重ねました。直接観察とアトリエでの再構成を使い分けています。
生涯
パリに生まれ、商業の仕事を経て26歳ごろ本格的に絵画へ進みました。1825年からイタリアで戸外制作を重ね、帰国後もフォンテーヌブローやフランス各地を旅しました。サロンに継続出品し、若い風景画家や後の印象派にも影響を与えました。
COLUMNS関連コラム
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年の欄に、二つの年が並ぶ——カミーユ・コロー《ソドムの炎上》
1843年と1857年。いったん描き上げた絵に、十四年後もう一度手を入れている。九点の年の欄には四通りの書き方が現れ、支持体も四通りに分かれる。同じ手の四十年を読みたい。紙に描いて板に貼った二点も含まれる。
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風景の画家が、人物を描く——カミーユ・コロー
銀灰色の風景で知られる画家の、人物画である。生前はほとんど人に見せなかったと伝えられる。同じ楽器、同じ頭の布が繰り返し出てくる。画室で組み立てられた場面の作り方を見たい。年の欄の書き方が四通りある点にも触れる。
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斜線と、または——カミーユ・コローの年の欄
二つの数字を斜線で結べば、そのあいだのどこか、という意味になる。「または」で結べば、二つのうち一方になる。見た目は似ていて、意味は逆である。九点のうち五点が斜線、一点が「または」。記号の読み分けから始めたい。
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展覧会・イベント
印象派の前に立っていた三人——ミレー《七面鳥の群れのいる秋の風景》、コロー、クールベ
ミレー、コロー、クールベ。印象派より一世代前の三人は、屋外で描き、身近な土地を選び、働く人を主題にした。その三つが揃ってはじめて、川辺の休日を描く絵が成立する。名古屋に並ぶ「印象派の前」を、九点の作品から見ておきたい。
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銀灰色は、どこから来たのか——カミーユ・コローの風景
コローの絵は、霞んだ銀灰色で知られる。しかしイタリアで描いた習作には、はっきりした影がある。サロンに出す絵と手元に置いた絵の違い、世界一多いといわれる贋作、そして「思い出」という題名。何が変わったのかを七点の作品からたどる。
























