レンブラント・ファン・レイン《女性の肖像、おそらくファン・ベレステイン家の一人》(メトロポリタン美術館蔵)
ARTWORK

女性の肖像、おそらくファン・ベレステイン家の一人

Portrait of a Woman, probably a Member of the Van Beresteyn Family

種別
絵画
制作年
1632
技法・素材
油彩・カンヴァスOil on canvas
寸法
44 × 35 in. (111.8 × 88.9 cm)
所蔵
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
437388

立像の女性を膝の上まで描く。首を囲んで、車輪のように大きな白い襞襟が水平に張り出し、幾十もの襞が規則正しく畳まれる。黒い衣は袖に細かい切り込みと編み紐の飾りが並び、胸には金の鎖が二重に掛かる。腰には金具のついた帯を締める。両の手首に淡い桃色の玉の腕輪を巻き、右手は鎖につないだ金色の小さな器を指先で持ち、左手は画面右下の緑の布を掛けた卓に載る。袖口には白いレースが折り返る。髪は赤みのある褐色でまとめられ、耳もとに小さな飾り。背景は暗く、右上に彫刻を刻んだ横帯と柱らしい形が浮かぶ。油彩・カンヴァス。縦一一一・八センチ、横八八・九センチ。一六三二年、メトロポリタン美術館蔵。

出典・権利情報

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出典
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
437388
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月13日)

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    題に、おそらく、と書く——レンブラント・ファン・レイン

    三百年たつと、描かれた人の名は消えやすい。館は断定を避け、題に、おそらく、と書き添える。肖像では誰かが価値になるため、名の扱いが慎重になる。九点を三つの群に分けて、記録の言い回しを読みたい。三百年ぶんの空白を、記録は率直に書く。