ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ヴェネツィアへの接近》(ナショナル・ギャラリー(ワシントン)蔵)
ARTWORK

ヴェネツィアへの接近

Approach to Venice

種別
絵画
制作年
1844
技法・素材
油彩・カンヴァスoil on canvas
寸法
overall: 62 x 94 cm (24 7/16 x 37 in.) framed: 88 x 118.4 x 12.4 cm (34 5/8 x 46 5/8 x 4 7/8 in.)
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
117

画面の中ほどに、街並みが淡い横一線の帯として横たわり、塔らしい細い形がいくつか立つ。手前の水面には舟が点在し、右寄りの数艘では人の姿が赤や白の小さな絵具の塊として置かれる。左下には最も大きな舟があり、褐色と白を重ねて舳先と積荷らしい形をつくる。中央の舟は黒い覆いを持ち、そこから細い線が水面へ引かれる。空は上辺にピンクと黄の刷毛が斜めに走り、左上に青がのぞく。下半分は黄緑を帯びた水で、絵具は粒立ち、カンヴァスの織り目が随所に透ける。輪郭を持つものはほとんどなく、形は色の濃淡だけで示される。カンヴァスに油彩。縦六二センチ、横九四センチ。一八四四年、ナショナル・ギャラリー(ワシントン)蔵。

出典・権利情報

掲載している作品画像は、ナショナル・ギャラリー(ワシントン)の権利表示を作品単位で確認したものです。

出典
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
117
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月14日)

当サービスおよび当サービスの商品は、所蔵館の公式・公認のものではありません。

COLUMNSこの作品を読む

  • 画家を知る

    ターナーの代表作と特徴——なぜ輪郭が消え、光だけが残るのか

    ターナーの代表作と特徴を、公開中の六点で確かめる。国会議事堂の火災、月夜の石炭積み、アオスタ渓谷の吹雪、晩年の捕鯨船。十九世紀イギリスの風景画家が、なぜ輪郭を消して光と大気だけを残したのかを館の記録から読む。

  • 美術史・技法

    年が、書かれていない——メロン家の三人と、館が生まれた1937年

    コレクションの名だけが置かれ、年がない。館の設立と受け入れが同じ年だからである。第二世代のコレクション、第三の名の基金。同じ姓が六百点を超える出所の行に、八通りの書き方で現れる。一つの作品に四つの番号が書き込まれている例も紹介したい。