サンドロ・ボッティチェッリ《聖母子》(ナショナル・ギャラリー(ワシントン)蔵)
ARTWORK

聖母子

Madonna and Child

種別
絵画
制作年
c. 1470
技法・素材
テンペラ・板tempera on panel
寸法
overall: 74.5 x 54.5 cm (29 5/16 x 21 7/16 in.) framed: 113.7 x 94.9 x 8.6 cm (44 3/4 x 37 3/8 x 3 3/8 in.)
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
23

柱廊の中に聖母が腰掛け、幼児を左腕に抱く。左には濃い色の角柱と彫りのある柱頭、右には赤い柱頭を戴く円柱が立ち、その間から黄褐色の野と黒い糸杉の並ぶ遠景が覗く。聖母は白い薄布を頭に掛け、緑のマントを肩から膝へ流し、下に赤い衣を着る。左肩には金の星。細い線を束ねた光背が頭の後ろに広がる。幼児は薄青の布を腰に巻いて母の膝に立ち、片手を母の肩に掛けて顔を上げる。母は右手で幼児の腕を、左手で足を支える。マントの裾は石の腰掛の角を包んで垂れる。板の継ぎ目に沿って縦の割れが画面の下半分を通る。テンペラ・板。縦七四・五センチ、横五四・五センチ。所蔵館は一四七〇年ごろの作とする。

出典・権利情報

掲載している作品画像は、ナショナル・ギャラリー(ワシントン)の権利表示を作品単位で確認したものです。

出典
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
23
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月14日)

当サービスおよび当サービスの商品は、所蔵館の公式・公認のものではありません。

COLUMNSこの作品を読む

  • 画家を知る

    ボッティチェッリの代表作と特徴——《ヴィーナスの誕生》はどこにあるのか

    ボッティチェッリの代表作と特徴を、館の記録とCC0の画像で確かめる。《ヴィーナスの誕生》と《春》はフィレンツェのウフィツィ美術館にあり、当サイトでは扱えない。かわりに見られる8点から、線で立てる絵の作りを読む。

  • 画家を知る

    輪郭線で、絵を立てる——サンドロ・ボッティチェッリ

    頬から顎へ、輪郭が一本の線として通っている。ボッティチェッリの絵で最初に目につくのは色でも光でもなく線である。テンペラという技法が線を要求した事情から、円形の板の構図まで、六点で線を追いかける。四百年以上前の板の上で、輪郭はいまも張っている。