フランシスコ・デ・ゴヤ《マンティーリャとバスキーニャを着た若い女性》(ナショナル・ギャラリー(ワシントン)蔵)
ARTWORK

マンティーリャとバスキーニャを着た若い女性

Young Lady Wearing a Mantilla and Basquina

種別
絵画
制作年
c. 1800/1805
技法・素材
油彩・カンヴァスoil on canvas
寸法
overall: 109.5 x 77.5 cm (43 1/8 x 30 1/2 in.) framed: 125.4 x 93.6 x 6 cm (49 3/8 x 36 7/8 x 2 3/8 in.)
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
46469

暗い灰褐色の背景の前に、女が腰から上を大きく取って立つ。頭から白いレースの薄布をかぶり、それは肩を包んで前へ回り、胸の下で束ねられて左手に握られる。布の端は膝の高さまで垂れ、透ける地に唐草と縁飾りの模様が白く描き起こされる。その下から黒い衣が覗き、袖は肩でふくらみ、肘から先は白く長い手袋に覆われる。右手は下へ伸ばし、閉じた扇らしい細い柄を指先で挟む。首には細い金の鎖が掛かる。髪は黒く縮れ、額の上でうねる。顔は正面を向き、頬に赤みが差す。背景は絵具が薄く、下地の織り目が透ける。カンヴァスに油彩。縦一〇九・五センチ、横七七・五センチ。一八〇〇年から一八〇五年頃、ナショナル・ギャラリー(ワシントン)蔵。

出典・権利情報

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出典
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
46469
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月14日)

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    背景を消して、人だけを残す——フランシスコ・デ・ゴヤ

    初期の二枚には庭があり、山があり、犬がいる。ところが一八〇〇年代の六枚では、背景がただ暗い。人物だけが闇から浮かぶ。三十年の八枚を並べ、何が消え、何が残ったのかを見る。手が何を持つかにも注目したい。注文の絵という条件の中の工夫が、そこに表れている。