ピエール=オーギュスト・ルノワールの代表作
ARTIST

ピエール=オーギュスト・ルノワール

Auguste Renoir

生没年
1841–1919
国・地域
フランス
時代・様式
印象派

光の中の人々、風景、裸婦を鮮やかな色と柔らかな筆触で描いた、印象派を代表する画家。

輪郭を周囲の色に溶け込ませ、暖色と寒色の細かな筆触で肌や木漏れ日を作ります。1880年代には古典とルネサンス美術を見直し、人物の形をより明確にする方向も探りました。

生涯

リモージュに生まれ、少年期に磁器の絵付けで色彩の技術を身につけました。パリでモネやシスレーと知り合い、1874年の第1回印象派展に参加しました。1880年代以降は古典的な人体表現を取り入れ、完成度の高い肖像と裸婦像を数多く制作しました。

COLUMNS関連コラム

  • 画家を知る

    額のほうが、絵より大きい——ピエール=オーギュスト・ルノワール

    縦7.7センチの絵に、縦18.7センチの額。九点はいずれも掌に載る油彩で、額は絵の二倍前後ある。縁に貼られた帯を含めて測る一点もある。小さな画面と、その周りの記録を読みたい。三点は、同じ年に同じ大きさで描かれた。

  • 画家を知る

    名のある子と、ない子——ピエール=オーギュスト・ルノワール

    九点のうち、描かれた子の名が題に残るのは二点だけである。残りは、少女、子ども、とだけ呼ばれる。判型は十三倍まで開き、画材は同じである。名が残るときと、消えるときの差を見たい。三つの手掛かりで、九点を分けたい。

  • 画家を知る

    甘さは、どこから来たのか——ルノワールの肌と光

    ルノワールの甘さは、生まれつきのものではない。皿に花を描く仕事から始まり、三十代の終わりに行き詰まり、輪郭が戻り、南フランスで赤くなる。甘くない一枚から順に見ていくと、あの柔らかさが選択の結果だったことが分かる。