オーガスタス・セント=ゴーデンズの代表作
ARTIST

オーガスタス・セント=ゴーデンズ

Augustus Saint-Gaudens

生没年
1848–1907
国・地域
アメリカ(アイルランド生まれ)
時代・様式
アメリカン・ルネサンス

南北戦争記念碑から肖像レリーフ、硬貨まで、公共空間に自然な人物像をもたらしたアメリカの彫刻家。

古典的な構成に、観察に基づく顔立ち、衣服、歩みを組み合わせました。低浮彫では人物が空気の層から現れるような繊細な起伏を作り、記念碑では建築と周囲の空間まで一体に設計しました。

生涯

ダブリンに生まれ、幼少期にニューヨークへ移住しました。カメオ彫刻の徒弟修業をしながら学び、パリのエコール・デ・ボザールとローマで研鑽。ファラガット提督像、ショー記念碑などで評価を確立し、1907年発行の20ドル金貨も設計しました。

COLUMNS関連コラム

  • 画家を知る

    題が、連名になる——オーガスタス・セント=ゴーデンズ

    四点の題に、二人の名が並ぶ。彫刻は一人では仕上がらないという事情が、そのまま題に出た形である。年の欄も二つに分かれ、材料は三通りある。数ミリの浮き彫りを、記録の書き方の側から読みたい。木の板に留めて、壁に掛ける形である。

  • 画家を知る

    数ミリの彫刻——セント=ゴーデンズの浮き彫り

    厚みは数ミリ。それでも髪も襟も表情も彫り出されている。カメオ職人から出発したアメリカ彫刻の第一人者は、友人を薄く親密に、偉人を厚く公共的に造形した。横顔のレリーフから塔上の金色の女神まで、九点で厚みの使い分けを読む。

  • 美術史・技法

    顔が、通貨になるとき——ローマの貨幣とフランクリンの円板

    共和政ローマの銀貨に載る顔は、神のものだった。三世紀の金貨では皇帝自身の顔になり、称号が周囲を回る。メダル、就任記念、博覧会の賞牌、そして1907年の金貨まで。顔が通貨になるとき何が起きるのかを、金属の上で読む。