エドガー・ドガ《画家の従妹、おそらくウィリアム・ベル夫人》(メトロポリタン美術館蔵)
ARTWORK

画家の従妹、おそらくウィリアム・ベル夫人

The Artist's Cousin, Probably Mrs. William Bell (Mathilde Musson, 1841–1878)

種別
素描・ドローイング
制作年
1873
技法・素材
Pastel on green wove paper, now darkened to brown
寸法
18 5/8 x 15 1/8 in. (47.3 x 38.4 cm)
所蔵
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
436124

褐色の紙のほぼ中央に、女の顔を正面から描く。髪は暗い褐色で耳を覆うようにまとめ、その上に白い縁飾りのついた被り物を載せる。頬と額には黄・桃・緑の細い線を斜めに重ね、目は青灰、唇は淡い赤で置かれる。首もとには黄緑の波形の襟が回り、その下の肩と胸は細い線で輪郭だけを引く。右には同じ顔をもう一度、斜めうしろから捉えた素描が白と暗色の粉で粗く重ねられ、輪郭の線が紙の地に走る。下端には帯状に地の色が残り、手を入れていない部分が広い。右の中ほどに署名らしい書き入れがある。紙にパステル。所蔵館は緑の紙が褐色に変色したと記録する。縦四七・三センチ、横三八・四センチ。一八七三年、メトロポリタン美術館蔵。

出典・権利情報

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出典
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
436124
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月12日)

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    紙の色が、変わってしまった——エドガー・ドガのパステル

    技法の欄に、緑の紙、いまは褐色に暗くなっている、と書かれる。もとの色と、いまの色が両方記録されている。下地の色が変われば、置いた色との関係も変わる。見えなくなったものを記録から読みたい。紗に貼るという処置にも触れておきたい。