メアリー・カサット《扇を持つ女》(ナショナル・ギャラリー(ワシントン)蔵)
ARTWORK

扇を持つ女

Woman with a Fan

種別
絵画
制作年
c. 1878/1879
技法・素材
油彩・カンヴァスoil on canvas
寸法
overall: 85.5 x 65.1 cm (33 11/16 x 25 5/8 in.) framed: 108.6 x 88.9 cm (42 3/4 x 35 in.)
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
46570

女が椅子に深くもたれ、こちらへ目を向ける。赤茶の髪を結い上げ、首元に白い襞飾りを結ぶ。淡緑の上着。手前に黄土色の大きな扇を広げて持ち、扇が画面の下半分を横切る。背後は鏡で、同じ女の後頭部と背中が映り込む。鏡の左側は濃紺の闇に沈み、右には白い布か花の塊が粗い筆で置かれ、赤い斑がいくつも散る。鏡の枠は細い金の縦線として立つ。絵具は薄く、下地の茶が方々に透ける。左に署名。カンヴァスに油彩。縦八五・五センチ、横六五・一センチ。所蔵館は一八七八年から七九年ごろの作とする。

出典・権利情報

掲載している作品画像は、ナショナル・ギャラリー(ワシントン)の権利表示を作品単位で確認したものです。

出典
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
46570
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月14日)

当サービスおよび当サービスの商品は、所蔵館の公式・公認のものではありません。

COLUMNSこの作品を読む

  • 画家を知る

    見ている人を、描く——メアリー・カサット

    扇の上から、目だけがこちらを見返してくる。カサットが繰り返し描いたのは「見ている人」だった。桟敷、砂浜、庭、そして三重の鏡。三十年にわたる九点から、見ることそのものを主題にした画家を読む。見られる側に置かれがちだった人が、見る側を描き続けた。