メアリー・カサット《桟敷席》(ナショナル・ギャラリー(ワシントン)蔵)
ARTWORK

桟敷席

The Loge

種別
絵画
制作年
c. 1878-1880
技法・素材
油彩・カンヴァスoil on canvas
寸法
overall: 79.8 x 63.8 cm (31 7/16 x 25 1/8 in.) framed: 111.1 x 95.3 cm (43 3/4 x 37 1/2 in.)
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
46571

二人の女が並んで座る。右の女は肩の出た淡桃色の服で、首に黒い細紐を巻き、目を伏せる。左の女は身を寄せ、大きな扇を顔の下に広げて口元を隠す。扇は白地に桃と緑の花模様。二人とも肘までの白い長手袋をはめ、膝の上に白と赤の薔薇の束を置く。背後には劇場の湾曲した手すりが二段に走り、金と緑の装飾が続く。上方に天井の縁と丸い灯りの列。左奥の壁は暗い赤紫に沈む。右下に署名。カンヴァスに油彩。縦七九・八センチ、横六三・八センチ。所蔵館は一八七八年から八〇年ごろの作とする。

出典・権利情報

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出典
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
46571
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月14日)

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    見ている人を、描く——メアリー・カサット

    扇の上から、目だけがこちらを見返してくる。カサットが繰り返し描いたのは「見ている人」だった。桟敷、砂浜、庭、そして三重の鏡。三十年にわたる九点から、見ることそのものを主題にした画家を読む。見られる側に置かれがちだった人が、見る側を描き続けた。