メアリー・カサット《赤いジニアを持つ女(夢想)》(ナショナル・ギャラリー(ワシントン)蔵)
ARTWORK

赤いジニアを持つ女(夢想)

Woman with a Red Zinnia (Revery)

種別
絵画
制作年
1891-1892
技法・素材
油彩・カンヴァスoil on canvas
寸法
overall: 73.6 x 60.3 cm (29 x 23 3/4 in.) framed: 87.9 x 76.2 cm (34 5/8 x 30 in.)
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
46574

女が緑の板のベンチに腰かけ、背もたれが画面を横に切る。右手に赤い花を一輪、茎ごと持ち上げ、左手は頬に添えて肘を背もたれに置く。視線は右下へ落ちる。髪は赤茶で、後ろにゆるく結う。服は白と薄紫の縞で、胸に紫の帯が三本斜めに走り、腰にも同色の帯が回る。袖は肘から下が薄く透ける。背後は公園で、黄緑の芝と細い幹の木立、上部に濃い葉の茂み。ベンチの緑は濃く、芝の黄緑と截然と分かれる。右下に署名。カンヴァスに油彩。縦七三・六センチ、横六〇・三センチ。

出典・権利情報

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出典
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
所蔵品番号
46574
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月14日)

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    見ている人を、描く——メアリー・カサット

    扇の上から、目だけがこちらを見返してくる。カサットが繰り返し描いたのは「見ている人」だった。桟敷、砂浜、庭、そして三重の鏡。三十年にわたる九点から、見ることそのものを主題にした画家を読む。見られる側に置かれがちだった人が、見る側を描き続けた。