狩野昌運の代表作
ARTIST

狩野昌運

Kano Shōun

生没年
1637–1702
国・地域
Japanese

COLUMNS関連コラム

  • 美術史・技法

    遺産が、主語になる——「遺産による寄贈」と「相続人たち」と「子孫たち」

    亡くなった人が残した財産の総体が、贈り主として書かれている。似た書き方が三通りあり、いずれも渡した個人の名を書かない。遺贈とどこが違うのか。歌仙図の色紙四枚と歌麿の見開きから読みたい。寸法の欄の数字が入れ替わっている一点にも触れたい。

  • 画家を知る

    手のひらに載る、絹の歌仙——狩野昌運

    縦十八センチの色紙に、歌人が一人ずつ座っている。顔の線は三本ほどしかないのに、装束と姿勢で人が分かれる。狩野派の小さな仕事を、九葉並べて見ていく。大画面の華やかさはないが、一センチの顔に線を三本引く精度がここにある。

  • 美術史・技法

    顔を見たことのない人を描く——狩野派の歌仙絵

    狩野派の歌仙絵は、数百年前の歌人を同じ姿勢で描く。顔を知らない人物を描けるのは、粉本という型があったからである。色紙と掛軸と屏風の八点で、型と分業の仕組みを確かめる。未装のまま残った事情にも触れる。絹という材料の弱さにも触れておく。

  • 美術史・技法

    絵は、容器で変わる——尾形光琳の屏風と扇

    屏風は折れ、扇は掛軸に改装される。日本の絵は、掛ける場所に合わせて姿を変えてきた。光琳の屏風から、西洋の美術館に入って装を変えた作品まで、形式という条件を八点で追いかける。折れる絵、巻ける絵、収納できる絵という条件を確かめる。