ルイス・カムフォート・ティファニーの代表作
ARTIST

ルイス・カムフォート・ティファニー

Louis C. Tiffany

生没年
1848–1933
国・地域
アメリカ
時代・様式
アメリカ装飾美術

光を含む色ガラスを軸に、窓、ランプ、モザイク、室内装飾を総合的に設計したアメリカの美術家。

色むらや厚みを持つ乳白ガラスそのものを絵具のように選び、鉛線で輪郭とリズムを作りました。自然の花や昆虫を、素材の質感と光の変化を生かした装飾へ組み替えています。

生涯

ニューヨークに生まれ、画家として出発した後、1870年代末から室内装飾とガラス制作へ進みました。ティファニー・グラス・アンド・デコレーティング・カンパニーを率い、窓、ランプ、モザイク、陶器、宝飾まで領域を拡大。1902年にはティファニー社の美術監督となりました。

COLUMNS関連コラム

  • 画家を知る

    九点が、同じ一行で括られる——ティファニーのファブリル硝子

    出所の行は九点とも一字も違わず、番号も96.17で始まる。技法の欄はファブリル硝子の一語である。同じ人が点によって役割を変える。一つの寄贈が館の方向を変えたことを読みたい。高さは、五倍以上に散らばる。

  • 画家を知る

    高さだけを、測る——ルイス・カムフォート・ティファニー

    硝子の器の寸法欄に、高さしか書かれないことがある。記号の使い方は四通りに分かれ、直径のない記録もある。吹き硝子は、一点ずつ形が違う。情報が減っていく寸法の欄を読みたい。三つの方向を測る記録と、比べて読みたい。

  • 名画の楽しみ方

    美術館はなぜ画像を手放したのか——モネと北斎の公開画像

    作品の著作権が切れていても、その写真の権利は美術館が持つと考えられてきた。方針が変わったのは2010年代である。手放した理由、同じ図を並べて比べられるようになったこと、そして画像の質や権利の限界を、実際の公開記録で確かめる。

  • 美術史・技法

    色を、塗らずに入れる——ルイス・C・ティファニーのガラス

    ティファニーのガラスは、模様を塗っていない。色は素材の内側にあり、熔けたガラスを動かした痕跡が葉や羽根の形になる。値札が残る底、工数を書き込んだ図案、白黒写真しか残らない八点。自然を写すという言葉の中身を十点から考える。