レオン・マルコット《キャビネット》(メトロポリタン美術館蔵)
ARTWORK

キャビネット

Cabinet

種別
家具・木工
制作年
ca. 1860
技法・素材
Oak, poplar, pearwood or applewood veneer
寸法
44 1/4 x 32 x 19 1/4 in. (112.4 x 81.3 x 48.9 cm)
所蔵
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
1080

黒く仕上げた箱形の飾り棚を正面から写す。天板は前へ張り出し、その下に卵形の粒を連ねた彫りの帯が回る。上部には横長の板をはめた幕板があり、細い明るい線で四辺を縁取る。前面は一枚の扉で、扉の縁には葉を連ねた飾り縁を二重に回し、内側に広い黒の平面を残す。中央には楕円の額を掛け、額の内に浮き彫りを収める。衣をまとって立つ女と、その足もとに屈む小さな子、右にもう一人の子が並び、背後に木の枝が広がる。額の上には紐の蝶結びが載り、両端が左右へ垂れる。扉の左の縁には小さな鍵穴の金具が付く。台座は一段前へ出て床に接する。樫と白楊。所蔵館は梨材か林檎材の練付けと記録する。高さ一一二・四センチ、幅八一・三センチ。一八六〇年頃、メトロポリタン美術館蔵。

出典・権利情報

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出典
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
1080
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月15日)

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    「梨または林檎」と、記録は書く——レオン・マルコット

    館の技法欄に「または」が入る。木の種類を確定できない、という意味である。分からないものは分からないと書く。化粧板の薄い一枚をめぐる判別の難しさを、対で作られた戸棚など九点で追う。楕円の浮き彫りを誰が彫ったかも、記録は書いていない。