レオン・マルコット《椅子》(メトロポリタン美術館蔵)
ARTWORK

椅子

Side Chair

種別
家具・木工
制作年
ca. 1860
技法・素材
Ebonized maple, brass, gilded brass, reproduction upholstery
寸法
37 3/16 x 21 x 19 1/2 in. (94.5 x 53.3 x 49.5 cm)
所蔵
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
1773

白黒写真を写した図版で、周囲に白い余白が広く残る。正面から見る。背は縦長の長方形の枠で、その中に竪琴の形が組み込まれる。弦は細い棒で表され、胴から左右へ渦が巻く。枠の上辺の中央には小さな葉飾りが載り、枠の各面には粒を連ねた縁飾りが通る。座は白い絹を張り、釦で引いた窪みが一面に並んで前へ丸くふくらむ。座枠にも粒の縁飾りが回り、四隅には明るい金具が付く。前脚は上が角ばり、下は溝を刻んで細まる円柱で、足先に脚車。後脚は外へ開く。黒く染めたカエデ材・真鍮・鍍金真鍮、張地は復元。高さ九四・五センチ、幅五三・三センチ、奥行四九・五センチ。所蔵館は一八六〇年頃の作とする。メトロポリタン美術館蔵。

出典・権利情報

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出典
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
1773
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月15日)

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    「梨または林檎」と、記録は書く——レオン・マルコット

    館の技法欄に「または」が入る。木の種類を確定できない、という意味である。分からないものは分からないと書く。化粧板の薄い一枚をめぐる判別の難しさを、対で作られた戸棚など九点で追う。楕円の浮き彫りを誰が彫ったかも、記録は書いていない。