レオン・マルコット《キャビネット》(メトロポリタン美術館蔵)
ARTWORK

キャビネット

Cabinet

種別
家具・木工
制作年
ca. 1860
技法・素材
Oak, poplar, pearwood or applewood veneer
寸法
42 7/8 x 72 3/16 x 21 1/4 in. (108.9 x 183.4 x 54 cm)
所蔵
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
1082

横に長い低い戸棚。上の縁は前へ張り出し、その下に細かい彫りの帯が回る。幕板には横長の枠を三つ並べ、細い明るい線で縁取る。前面は三つに分かれ、中央は黒い板の扉で、外周を二重の飾り縁で囲み、中央に楕円の額を掛ける。額の内には、衣をまとって立つ女と足もとの子、右に並ぶもう一人の子、背後の木の枝を浮き彫りにし、額の上に紐の蝶結びを載せる。左右の扉は硝子入りで、内側に二段の棚板が見え、右の扉には斜めの光が映り込む。両端と扉の間には細い柱形を立て、そこにも明るい線を通す。台座は一段前へ出て床に接し、木の床に本体の影が落ちる。樫と白楊。所蔵館は梨材か林檎材の練付けと記録する。高さ一〇八・九センチ、幅一八三・四センチ。一八六〇年頃、メトロポリタン美術館蔵。

出典・権利情報

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出典
メトロポリタン美術館
所蔵品番号
1082
ライセンス
CC0(権利確認日: 2026年8月15日)

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    「梨または林檎」と、記録は書く——レオン・マルコット

    館の技法欄に「または」が入る。木の種類を確定できない、という意味である。分からないものは分からないと書く。化粧板の薄い一枚をめぐる判別の難しさを、対で作られた戸棚など九点で追う。楕円の浮き彫りを誰が彫ったかも、記録は書いていない。