アリス・パイク・バーニーの代表作
ARTIST

アリス・パイク・バーニー

Alice Pike Barney

生没年
1857–1931
国・地域
アメリカ
時代・様式
アメリカ唯美主義

肖像画とパステルを手がけ、ワシントンD.C.の文化活動を支えた画家・劇作家・パトロン。

柔らかなパステルと油彩で人物を大きく捉え、衣服の色と背景を響き合わせます。社交界の肖像だけでなく、自由な筆触の自画像や身近な人物像も残しました。

生涯

シンシナティに生まれ、パリでカロリュス=デュランやホイッスラーに学びました。ワシントンD.C.に建てたスタジオ・ハウスを芸術家と文化人の交流の場とし、美術、演劇、社会活動を結びつけました。野外劇場ナショナル・シルヴァン・シアターの実現にも尽力しました。

COLUMNS関連コラム

  • 画家を知る

    九点とも、人の名が題にない——アリス・パイク・バーニー

    えくぼ。夢の本。白い楽園。真鍮の湯沸かし。九点はいずれも肖像の形をしているのに、題に人の名が一つも出てこない。画面にない物を指す題もある。付けられた題の働きを、九点から読みたい。年の分からない一群も、四点ある。

  • 画家を知る

    娘を、十六年ぶん描く——アリス・パイク・バーニー

    九点の題には、ナタリーとローラという二つの名しか出てこない。いずれもこの画家の娘である。七歳の姿から、二十歳を過ぎた姿まで。題に年齢が入るので、並べれば年表になる。母が描いた十六年を追いたい。額ごと撮られた一点にも触れておきたい。

  • 画家を知る

    年が、書かれない二点——アリス・パイク・バーニー

    年の欄に数字が入らず、年不詳とだけ書かれた絵が二点ある。およそが付く三点、数字だけの四点とあわせ、確かさが三段階に分かれる。収蔵番号は二つの群に割れ、額ごと撮られた画像もある。九点の油彩を、年の欄から読み直したい。

  • 画家を知る

    自画像が、四点ある——アリス・パイク・バーニー

    アリス・パイク・バーニーは自分の顔を何度も描いた。パレットを持つ姿は職業の宣言である。舞台の絵やパステルの小品も含めて、女性が画家として活動する条件を八点で読む。作品が残るかどうかは寄贈で決まるという点にも触れる。