
勝川春英
Katsukawa Shun'ei 勝川春英
- 生没年
- 1762–1819
- 国・地域
- 日本
- 時代・様式
- 浮世絵
役者絵と相撲絵を得意とし、顔立ちや体格の違いを明快に捉えた勝川派の浮世絵師。
作風・特徴
役者の表情と決め姿を簡潔な輪郭で示し、相撲絵では力士の大きな体と踏ん張る動作を画面いっぱいに配置しました。雲母摺りの背景を用いた大首絵にも取り組んでいます。
生涯
江戸に生まれ、勝川春章の門人として活動しました。1770年代末から作品が知られ、歌舞伎役者の舞台姿、力士、武者などを幅広く描きました。勝川派の似顔表現を受け継ぎながら、写楽と同時代に大首絵を制作した重要な絵師です。
ARTWORKS作品
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戦支度の武士に扮する二代目市川高麗蔵
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八代目森田勘弥の大星由良之助
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三代目瀬川菊之丞、扇を持って立つ女
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三代目瀬川菊之丞の舞鶴
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大谷広八、華やかな裃の侍
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四代目市川團蔵の斧定九郎
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安の与安に扮する中山富三郎
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市川鰕蔵の、老いた武士佐々木岩流
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市川蝦蔵(元・五代目団十郎)、阿野村の毛虫婆
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二代目市川高麗蔵の屋根小僧
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二代目中村仲蔵の斧定九郎、「仮名手本忠臣蔵」より
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七代目片岡仁左衛門、安達原の黒塚の老婆
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中村野塩の遊女おかる
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初代市川男女蔵の若大名桃井若狭之助
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三代目坂東彦三郎の菅丞相
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手鏡に映る姿を見る遊女
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道に立つ女姿の三代目瀬川菊之丞
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水晶の玉を持ち川辺で踊る女に扮する四代目岩井半四郎
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山王祭の子ども山車
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二代目市川高麗蔵の斧定九郎
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四代目岩井半四郎の、木の床几のそばに立つ娘
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忠臣蔵十段目の場
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高位の男に扮する三代目澤村宗十郎
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三代目市川高麗蔵
COLUMNS関連コラム
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画家を知る
題が、立ち姿を書く——勝川春英
六点の題に、立つ、という語が入っている。見れば分かることを、それでも記録は書く。役者絵の題は後から付けられ、場所と姿勢が並ぶ。細判という規格の紙に、顔が大きく置かれる。姿勢の語を読みたい。誰が題を付けたかは、書かれていない。
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画家を知る
顔で、紙を埋める——勝川春英
大判の紙の半分を、役者の顔が占める。額の皺、への字の口、見開いた目。似せることより、崩すことに寄っていく九点を並べた。悪役の顔と、細判に戻ったあとの仕事まで追うと、大首絵という型の幅が見えてくる。版元の企画としての役者絵という前提も、あわせて確かめたい。
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美術史・技法
細判の中の役者——勝川春好と勝川春英
縦三十二センチ、横十四センチ。細長い紙に立つ役者を、同じ工房で育った二人がどう描き分けたか。写楽と同じ時期の江戸の役者絵を、九点で見比べる。顔でも構図でもなく、まず線の太さを見る。そこに彫師と絵師の呼吸が出ている。
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画家を知る
工房が受け継ぐもの——勝川春章と勝川派
勝川春章の一派では、名前も描き方も代々受け継がれた。同じ役者を三人の絵師が描いた版画を並べ、何が同じで何が違うかを見る。相撲の絵や三枚続まで、工房という単位で浮世絵を八点でたどる。名前と絵と系統の関係を、記録に沿って確かめる。
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美術史・技法
舞台の顔は、誰のものか——写楽と勝川派の役者絵
隈取をした顔は素顔ではない。女形の顔は本人の性でもない。それでも顔だけは似ていなければならなかった。芝居小屋で売られた宣伝物としての役者絵は、型と個人をどう同居させたのか。十か月だけ現れて消えた絵師、写楽の位置もあわせて考える。



























