ポール・ゴーギャンの代表作
ARTIST

ポール・ゴーギャン

Paul Gauguin

生没年
1848–1903
国・地域
フランス
時代・様式
ポスト印象派

平坦な色面と太い輪郭で、見たままより記憶と観念を描こうとした19世紀フランスの画家。

陰影を抑えて色を面として置き、輪郭線で区切ります。遠近法よりも色の配置で画面を組み立て、版画や木彫でも同じ考え方を通しました。

生涯

パリに生まれ、幼少期をペルーで過ごしました。株式仲買人として働きながら描き始め、1880年代に画業へ専念します。ブルターニュのポン=タヴェンで平坦な色面の様式を固め、1891年にタヒチへ渡りました。晩年はマルキーズ諸島で没しています。

COLUMNS関連コラム

  • 画家を知る

    ポール・ゴーギャンの代表作と特徴——なぜ輪郭は太く、色は平らなのか

    ポール・ゴーギャンの代表作と特徴を、公開中の油彩5点から読む。太い輪郭線と平らな色面はいつ現れ、タヒチで何が変わったのか。1889年から1901年までの作を年の順に並べ、館の記録とCC0の画像で確かめる。

  • 画家を知る

    一つの題に、二つの訳がある——ポール・ゴーギャン

    原語の題と、それを訳した題が、記録に並ぶ二点がある。訳すとき、何かが必ず足され、何かが落ちる。描かれた土地には人が暮らしており、描いたのは外から来た人である。題の訳と、そこから漏れるものを見たい。三つの館の書式も、揃わない。

  • 展覧会・イベント

    南の光とオリーブ——ファン・ゴッホ《オリーブ摘み》とアルルの一年

    銀色に光るオリーブの葉を、ゴッホは色を混ぜずに描き分けた。南フランスにいたのは二年三か月にすぎない。オランダの暗い畑から、パリの自画像を経て、アルルの黄と青まで。色の変化を九点でたどり、ゴーガンと過ごした二か月にも触れる。

  • 画家を知る

    平面にすると、色が残る——ポール・ゴーギャン

    ゴーギャンは地面を桃色に塗り、色を輪郭で囲んだ。ブルターニュから南太平洋へ、色は土地とともに変わる。ただし島の絵は植民地の条件を抜きに読めない。九点で確かめたい。木彫と陶器の仕事にも触れ、方法の広がりを見ておく。