
勝川春章
Katsukawa Shunsho
- 生没年
- 1726–1792
- 国・地域
- 日本
- 時代・様式
- 浮世絵
役者似顔絵に新しい個性表現をもたらした、勝川派の祖とされる江戸時代の浮世絵師。
作風・特徴
役者の体つきや顔立ちの違いを捉え、舞台上の一瞬を簡潔な線と明快な色面で構成しました。細長い柱絵では、限られた画面に人物の動きを巧みに収めています。
生涯
18世紀後半の江戸で活動し、役者絵を主題とする勝川派を形づくりました。従来の類型的な役者表現から進み、個々の俳優を見分けられる似顔へと発展させました。門人に勝川春朗を名乗った若き日の葛飾北斎がいます。
ARTWORKS作品
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歌舞伎『男山弓勢競』の一場面
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三代目松本幸四郎の松王丸
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四代目市川團十郎の弥平兵衛宗清
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所作事「五人男」を演じた五人の役者のうち四人
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歌舞伎『そがもようあいごのわかまつ』の一場面
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柳のそばに立つ武士に扮する初代中村仲蔵
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浮島だんじょうを演じる四代目市川團十郎
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歌舞伎『かわらぬはなさかえはちのき』第二幕の場面
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褌ひとつの裸の男に扮する二代目中村助五郎
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奴とばへいを演じる初代中村仲蔵
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伏せた盥に腰かける男伊達に扮する三代目大谷広右衛門
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首を垂れて立つ男に扮する二代目中島三甫右衛門
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四代目市川團十郎の奴淀平と初代中村歌右衛門の僧清水清玄
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二代目市川八百蔵
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裃姿の大名に扮する二代目坂田半五郎
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鈴を持つ武士に扮する二代目中村助五郎
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土俵に立つ力士に扮する二代目市川八百蔵
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立ち姿の武士に扮する三代目松本幸四郎
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つきさよを演じる二代目山下金作
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きそうたきぐちを演じる五代目市川團十郎
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二代目中村助五郎の獄門庄兵衛
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部屋に立つ花魁に扮する初代中村富十郎
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伊左衛門に扮する初代中村富十郎
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歌舞伎役者、四代目市川團十郎
COLUMNS関連コラム
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作品を知る
技法の欄に、枚数が書かれる——勝川春章の続き物の版画
二枚続き。三枚続き。五枚続き。錦絵の技法の欄には、枚数を示す語が入る。五枚のうち一枚だけが四年後に館へ入った件もある。一枚では意味が通らない絵を、どう数えるかを読みたい。番号の枝が、枚数と一致している。
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画家を知る
背景が黒いのは、二点だけ——勝川春章
九点を並べると、二点だけ背景が墨で埋められている。夜を示すためである。残る七点では、雪が紙の白で示される。細判という狭い紙に、天気と時刻をどう入れるか。摺りの手数から九点を読みたい。提灯の文字にも、目を向けたい。
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画家を知る
同じ名を、二人が継ぐ——勝川春章の役者絵
九枚の題に、市川團十郎の四代目と五代目が並ぶ。うち二枚では同じ人が海老蔵と記され、館は括弧で注を入れる。名が動けば記録も動く。細判の紙に十一年ぶんの名跡の移り変わりが残っている。顔見世の十一月が三度出てくる点にも触れる。
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画家を知る
役者絵の画家が、筆で描く——勝川春章の掛物
この画家の名は役者絵で知られる。もっとも記録には、絹に筆で描いた掛物も残っている。分類は版画ではなく絵画になり、寸法の書き方も変わる。同じ人の作でも、館の中では別の群に置かれる。七点の掛物と版画二点を並べたい。
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画家を知る
工房が受け継ぐもの——勝川春章と勝川派
勝川春章の一派では、名前も描き方も代々受け継がれた。同じ役者を三人の絵師が描いた版画を並べ、何が同じで何が違うかを見る。相撲の絵や三枚続まで、工房という単位で浮世絵を八点でたどる。名前と絵と系統の関係を、記録に沿って確かめる。
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美術史・技法
舞台の顔は、誰のものか——写楽と勝川派の役者絵
隈取をした顔は素顔ではない。女形の顔は本人の性でもない。それでも顔だけは似ていなければならなかった。芝居小屋で売られた宣伝物としての役者絵は、型と個人をどう同居させたのか。十か月だけ現れて消えた絵師、写楽の位置もあわせて考える。




























