
ウィリアム・トロスト・リチャーズ
William Trost Richards
- 生没年
- 1833–1905
- 国・地域
- アメリカ
- 時代・様式
- アメリカ・リアリズム
波や岩場、海辺の光を緻密に描いた19世紀アメリカの風景画家・水彩画家。
作風・特徴
岩の層、波の透明感、草木の形を細部まで観察し、広がりのある空間と両立させます。油彩と水彩を行き来し、海岸の天候と水の動きを主要な題材にしました。
生涯
フィラデルフィアに生まれ、金属工のデザインを学んだ後に風景画家へ進みました。1850年代からヨーロッパを旅し、アメリカではハドソン川流域やペンシルベニア、ロードアイランドの海岸を描きました。アメリカ水彩画協会の設立期にも参加しました。
ARTWORKS作品
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小川のある森の内部(クロプシー画帖より)
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木の葉
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椰子の木
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林檎の花
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秋の小川沿いの木々
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十月
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泉
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アヴェルヌス湖
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寄せ波
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フランコニア・ノッチ、ニューハンプシャー
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フルーム・ハウスから、フランコニア、ニューハンプシャー
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スクアム湖とサンドイッチ山地
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ケアサージ山から見たマウント・ワシントン山群
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チョコルア山の日没、ニューハンプシャー
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アトランティックシティ近くの杉
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イーグルズ・ネスト、フランコニア・ノッチ
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ニューハンプシャー州ラファイエット山の月光
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チョコルア山と湖
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レッドヒルから見たスクォム湖
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センター・ハーバーの日暮れ、ニューハンプシャー
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小春日和
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グッド・ハーバー・ビーチ、ケープ・アン、マサチューセッツ
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崖のあいだ、ニューポート
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パーガトリー・クリフ
COLUMNS関連コラム
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作品を知る
帳面に、番号が付いている——ウィリアム・トロスト・リチャーズの第七帖
題に「第七帖より」とある。七冊目、という意味である。同じ一冊のなかで、野の写生から海の写生へ主題が移り、鉛筆の頁とインクの頁が並ぶ。細い枠を引いた頁だけが、絵として閉じている。その差を読みたい。寸法がそろっているからこそ、描き方の差が見えてくる。
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画家を知る
頁の中に、枠が引いてある——ウィリアム・トロスト・リチャーズ
九点の紙の中ほどには、四角い枠が引かれている。その内側にだけ絵があり、外は白い。枠の大きさは一点ごとに違う。同じ帖の頁でありながら、二つの段階が混ざる。枠の意味を考えたい。綴じの跡が残る紙も、九点の中にある。
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画家を知る
紙の色は、記録にしかない——ウィリアム・トロスト・リチャーズ
技法の欄には、薄い黄褐色の紙、灰緑色の紙と書かれている。ところが公開画像からは色を確かめられず、二点は白黒である。色の付いた紙に白い絵具を置く水彩の作りを、記録と画像の差から見たい。寄贈者の束と、受入年のずれにも触れたい。
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画家を知る
同じ日付が、四枚に並ぶ——ウィリアム・トロスト・リチャーズ
写生帖の題に日付が入り、そのうち四枚が同じ日である。一日に四枚描いたことになる。帖には記号が付き、何冊目かも分かる。鉛筆の線は速く、細部は省かれる。日付という手掛かりから、一日の仕事の量を数えてみたい。
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名画の楽しみ方
作品番号の読み方——ターナーやホイッスラーの記録から
「1937.1.1」は、館に入った年と群と通し番号でできている。met、aic、nga、si。番号の形式は館の歴史を映し、作品を確実に指すための唯一の手がかりでもある。七点で読み方を示す。番号から作品を探す手順も、あわせて示しておきたい。
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画家を知る
波の白は、紙の白か、絵具の白か——ウィリアム・トロスト・リチャーズ
水彩の白は、紙の白である。ではリチャーズは、砕ける波の泡をどう作ったのか。現地では動かないものだけを写し、帳面では波を何十枚も反復する。大判の水彩から晩年の油彩まで十点を並べ、動くものを描く手順を追いかける。


























