COLUMNSコラム: 作品を知る
-
作品を知る
ウィンスロー・ホーマー《メキシコ湾流》の解説——漂流者の表情はなぜ読めないのか
ウィンスロー・ホーマー《メキシコ湾流》の解説。メトロポリタン美術館の油彩と、シカゴ美術館の水彩を館の記録で読み比べ、漂流する男とサメ、左上の帆船、紙を切り詰めた一手、1906年までの加筆までを、図版6点で順にたどる。
-
作品を知る
フェルメール《天秤を持つ女》の解説——天秤の皿はなぜ空なのか
フェルメール《天秤を持つ女》を解説する。天秤の皿は二つとも空で、水平のまま止まっている。ナショナル・ギャラリー(ワシントン)蔵の小さな画面を、皿・真珠・背後の大画面・光の順に読み、妊娠に見える体つきと、一度は別の画家の作とされた来歴まで確かめる。
-
作品を知る
モネ《積みわら》の解説——なぜ同じ麦の山を何枚も描いたのか
モネ《積みわら》の解説。同じ麦の山を季節と時刻を変えて描いた連作で、シカゴ美術館が6点を所蔵する。館の記録では山の高さは4.5メートルから6メートル。なぜ何枚も描いたのか、山が一つの絵と二つの絵で何が違うのかを、館の記録と画面から読む。
-
作品を知る
エル・グレコ《トレド風景》の解説——大聖堂はなぜ場所を移されたのか
エル・グレコ《トレド風景》の解説。日本語では《トレドの眺望》とも呼ばれる。館のカタログは、画家が大聖堂を実際より左へ移したと記す。どこから見た眺めか、雲の上の建物群は何か、誰が持っていた絵かを、メトロポリタン美術館の記録と画面から順に読む。
-
作品を知る
ラファエロ《アルバの聖母》の解説——なぜ円い画面で、何を手渡しているのか
ラファエロ《アルバの聖母》の解説。ワシントンのナショナル・ギャラリーにある直径94.5センチの円い絵を、何が描かれているか、なぜ画面が円いのか、聖母はなぜ地面に坐るのか、幼児が握る十字の杖は何かの順に、館の記録と画面から読む。同じ館のラファエロ三点とも比べる。
-
作品を知る
ムンク《叫び》の解説——叫んでいるのは誰で、どこで見られるのか
ムンク《叫び》の解説。叫んでいるのは中央の人物ではない。版面に刻まれた銘を館の記録からたどり、叫びが自然の側から来ていることを読む。シカゴ美術館が持つ1895年の石版画と、同じころの版画あわせて四点を図版で確かめ、実物をどこで見られるかまで記す。
-
作品を知る
ティツィアーノ《鏡を見るヴィーナス》の解説——鏡に映るのは誰か
ティツィアーノ《鏡を見るヴィーナス》の解説。ワシントンのナショナル・ギャラリーにある一点を、何が描かれているか、鏡に映るのは誰か、よく似た題のベラスケスの絵とどう違うか、どこで見られるかの順に、館の記録と画面から読む。
-
作品を知る
ロイツェ《デラウェア川を渡るワシントン》の解説——旗はなぜ史実と違うのか
ロイツェ《デラウェア川を渡るワシントン》の解説。メトロポリタン美術館にある横6.5メートルの大画面を、どこで見られるか、いつの場面か、旗がなぜ史実と違うのかの順に読む。生前に描かれたワシントン像二点とも見比べる。
-
作品を知る
モロー《オイディプスとスフィンクス》の解説——スフィンクスの謎とは何か
モロー《オイディプスとスフィンクス》を解説します。メトロポリタン美術館にある1864年の一点から、スフィンクスの謎の中身、怪物が胸に爪をかける姿、崖の下に散る先の犠牲者、同じ構えで描かれたヒュドラの一点までをたどります。
-
作品を知る
喜多川歌麿《寛政三美人》の解説——三人は誰で、どこで見られるのか
喜多川歌麿《寛政三美人》の解説。館の記録では1794年ごろの多色摺の木版画で、クリーヴランド美術館が所蔵する。題は富本豊雛・高島屋おひさ・難波屋おきたの三人を並べる。なぜ顔だけを大きく描いたのか、どこで見られるのかを、館の記録と画像から読む。
-
作品を知る
ラ・トゥール《悔悛するマグダラのマリア》の解説——鏡は何を映しているのか
ラ・トゥール《悔悛するマグダラのマリア》を解説します。ワシントンのナショナル・ギャラリーにある一点を館の記録と画面から読み、鏡が映す髑髏、髑髏の陰に隠れた炎、同じ主題を昼の光で描いたヴーエの一点までをたどります。
-
作品を知る
セザンヌ《サント=ヴィクトワール山》の解説——どこで見られ、どこから描いたのか
セザンヌ《サント=ヴィクトワール山》を解説します。ワシントンのナショナル・ギャラリーにある一点を館の記録と画面から読み、山がどこにあるのか、画家がどの位置から見たのか、薄い絵具が残した白い山肌までをたどります。
-
作品を知る
ファン・ゴッホ《アルルの寝室》の解説——同じ部屋の絵はなぜ三点あるのか
ファン・ゴッホ《アルルの寝室》を解説します。シカゴ美術館にある一点を館の記録と画面から読み、同じ構図の絵が三点ある理由、影を使わず輪郭と色面で部屋を組む描き方、手紙の壁の色といま見える色の違いまでをたどります。
-
作品を知る
葛飾北斎《凱風快晴》の解説——赤富士はなぜ赤く、どこで見られるのか
凱風快晴は葛飾北斎の富嶽三十六景の一図で、赤富士の通称で知られる。山と空と樹海だけが置かれ、人も家も描かれていない。赤く見える理由と、同じ版木から摺られた二枚でなぜ色が違うのか、そして実物を所蔵する館を、館の記録に即して読む。
-
作品を知る
ロダン《考える人》の解説——何を考えているのか、どこで見られるのか
ロダン《考える人》は何を考え、どこで見られるのか。クリーヴランド美術館にある大小二点の寸法を比べ、《地獄の門》の一部として構想された経緯を館の記録から読む。記録が書いていないことと、画像から言えることを分けて確かめる。
-
作品を知る
フェルメール《水差しを持つ女》の解説——光はどこから入り、どこで止まるのか
フェルメール《水差しを持つ女》を、メトロポリタン美術館の記録と画像から解説する。色ガラスの窓、金属の鉢に走る光の線、青い上着の折り目までを順に見たうえで、同じ道具立ての室内画三点と見比べる。どこで見られるかも記した。
-
作品を知る
尾形光琳《八橋図》の解説——金地の燕子花はどこで見られるのか
尾形光琳《八橋図》の解説です。金地に燕子花と板橋だけを置いた六曲一双の屏風を、画面と館の記録から読み解きます。八橋とはどこの景色か、いまはどこで見られるか、北斎が描いた同じ画題とどこが違うのかまで扱う。
-
作品を知る
エル・グレコ《ラオコーン》の解説——奥の町はどこで、誰が描かれているのか
エル・グレコ《ラオコーン》の解説。館の記録では1610年から1614年ごろの作で、ナショナル・ギャラリー(ワシントン)が所蔵する。蛇に襲われる神官と息子たち、奥に見える塔と橋の町、細長く伸びた身体を、CC0の画像4点で読む。
-
作品を知る
ヤン・ファン・エイク《受胎告知》の解説——どこで見られ、文字はなぜ逆さなのか
ヤン・ファン・エイク《受胎告知》の解説。館の記録では1434年から1436年ごろの作で、ナショナル・ギャラリー(ワシントン)が所蔵する。天使とマリア、百合と鳩、そして上下逆さに置かれた文字を、CC0の画像で順に読む。
-
作品を知る
写楽《三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛》の解説——手はなぜ大きく開いているのか
写楽《三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛》を解説します。メトロポリタン美術館にある1794年の大首絵で、顔より大きく開いた両手と、白い雲母を刷った背景が見どころです。どこで見られるか、画面に何が描かれているかを、館の記録から確かめます。
1 / 11 ページ(全 212 件)



















