
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー
James McNeill Whistler
- 生没年
- 1834–1903
- 国・地域
- アメリカ(ロンドンを拠点に活動)
- 時代・様式
- 唯美主義
色と調子の調和そのものを絵画の主題とした、19世紀の画家・版画家。
作風・特徴
作品を「シンフォニー」や「ノクターン」と名付け、物語よりも、限定した色、平らな配置、空気のような筆触の関係を重視しました。日本の浮世絵も構図の大きな刺激となりました。
生涯
アメリカに生まれ、パリで学んだ後にロンドンを主な拠点としました。1860年代に《白のシンフォニー第1番》を発表し、後にテムズ川の夜景を描いた「ノクターン」連作を展開しました。絵画の自律性を訴える姿勢は、唯美主義の代表例となりました。
ARTWORKS作品
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剣闘士
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西半球の地図(素描帳より)
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閲兵
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油の夜
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『ウェストポイント卒業生の歌』の表紙デザイン
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日傘を差す少女と士官候補生(素描帳より)
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修道士の頭巾をかぶった半身像(素描帳より)
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衛兵の天幕(表)(素描帳より)
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手書きの日記の最後の頁
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三人の男
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書物を持つ老人の素描二点
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食後(素描帳より)
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四十と五十
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画家のアトリエ(素描帳より)
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帽子をかぶった若い女の半身像とワイングラス(素描帳より)
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男の半身像(素描帳より)
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騎士(素描帳より)
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カトル船長(写生帖より)
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エマオへの道のキリストと二人の弟子(素描帳より)
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教会の場面
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髭を生やした老人(素描帳より)
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寝床の人物(素描帳より)
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日傘の少女
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男の頭部(素描帳より)
COLUMNS関連コラム
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画家を知る
ホイッスラーの代表作と特徴——なぜ題に《ノクターン》と付けたのか
ホイッスラーの代表作と特徴を、公開中の8点から読む。クリーヴランド美術館の記録では、《ノクターン》という題は後援者フレデリック・レイランドの提案だった。テムズ川の灰色から音楽の題、蝶の署名、版画家としての仕事までを順に見る。
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美術史・技法
二・九センチ四方の作品——ホイッスラーの切り抜きを貼った帖
指の先ほどの紙片に、番号が付いている。九点の寸法は一つも重ならない。丸く切ったもの、不定形のもの、青い紙、茶色い紙。はさみの動きがそのまま寸法の欄に残っている。切って貼るという行為が作った単位を読みたい。
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美術史・技法
紙に書かれた言葉が、そのまま題になる——ホイッスラーの画帖九点
五月十八日。四十と五十。酒手。油の夜。館の題は、頁の走り書きをそのまま採っている。日記の文の上に絵が重なり、一冊はばらされて一枚ずつ台紙に貼られた。私的な帳面がたどった行方を読みたい。題が生まれる瞬間を見たい。
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画家を知る
一枚の台紙に、何点も貼る——ジェームズ・マクニール・ホイッスラー
九点の画像には、いずれも一枚の台紙が写る。その上に小さな紙片が何枚も貼られ、一つずつが別の素描である。同じ写真が二度使われ、寸法と画像が合わない。台紙という単位から九点を読みたい。紙片には、番号が振られている。
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画家を知る
題が、色の名から始まる——ジェームズ・マクニール・ホイッスラー
灰と銀、金と褐、黒の配置。九点のうち六点の題は、色の名から始まる。何を描いたかは、印のあとに小さく置かれる。題の色は画面で多い色とは限らない。題が見る順を決めるしくみを見たい。寸法の縦横が入れ替わる記録にも触れる。
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画家を知る
一つの題に、綴りの誤りが二つ——ジェームズ・マクニール・ホイッスラー
館の題に、綴りの誤りが二か所ある。しかも同じ帖の複数の頁で繰り返される。読めてしまうため、そのまま残ったのだろう。技法欄には四つの画材と二種類の紙が並ぶ。十センチほどの小さな頁を、記録の揺れごと扱いたい。
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画家を知る
写生帖の、一頁ずつ——ジェームズ・マクニール・ホイッスラー
一冊の帖の頁が、一枚ずつ番号を与えられている。題には綴りの誤りと疑問符が並び、別の一点には原文のままという印が付く。技法の欄から一語が抜けた記録もある。台紙に貼られた紙と番号の対応まで、そのまま見たい。
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名画の楽しみ方
作品番号の読み方——ターナーやホイッスラーの記録から
「1937.1.1」は、館に入った年と群と通し番号でできている。met、aic、nga、si。番号の形式は館の歴史を映し、作品を確実に指すための唯一の手がかりでもある。七点で読み方を示す。番号から作品を探す手順も、あわせて示しておきたい。
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画家を知る
絵に、題名は要るのか——ホイッスラーと四分の一ペニーの判決
彼は自作を《白のシンフォニー》《青と金のノクターン》と呼んだ。物語を読むな、色の配置として見よ、という要求である。その主張は1877年の酷評をきっかけに法廷へ持ち込まれ、賠償一ファージング——四分の一ペニーという判決に行き着いた。





























