画家を知る

肘掛けがあるのに、題は椅子——ジョゼフ・ミークス・アンド・サンズ

原語の題は、肘掛けのない椅子を指す語である。ところが写真には肘掛けが写る。さらに四脚が、姿の違いを越えて同じ寸法を与えられている。同じ年、同じ寄贈で館へ入った七脚の記録を、そのまま並べて読みたい。組が揃って残る例は少ない。

椅子
《椅子》メトロポリタン美術館蔵

番号という名前

番号は、重ならない。

そして、記録の中で一意である。

番号で、区別する

区別は、収蔵番号による。

つまり、番号が名の代わりになる。

題という名前

美術館の記録では、題が名前の役目をする。

もっとも、同じ題が七つあれば区別できない。

この工房の場合、それが起きている。

七脚とも、同じ題

一点から始めたい。

椅子
ジョゼフ・ミークス・アンド・サンズ《椅子》1859年。紫檀。館の記録では、高さ121.9センチ、幅69.9センチ、奥行き78.7センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。ブラッドフォード・A・ワーナーの寄贈、1969年。この作品は、ほとんど色のない古い記録写真で公開されている。《椅子》メトロポリタン美術館蔵

背の高い椅子である。

背もたれの上に、透かし彫りがある。

葡萄の房と葉が、絡み合う。

背の中央に、布が張られる。

そして、その布に模様がある。

左右に、肘掛けが付く。

脚は、外へ反る。

前脚の先に、小さな車輪がある。

七脚という範囲

この記事で扱うのは七脚である。

いずれも、同じ工房の椅子である。

そして、いずれも同じ年に作られている。

つまり、条件が揃っている。

色が、分からない

画像に色がない。

だから、当サイトは色を語らない。

撮られた時期

古い写真は、粒が粗い。

そして、階調も狭い。

何が、読めるか

明暗は読める。

そして、形も読める。

灰色の台

背景の灰色は、撮影の台である。

つまり、作品の一部ではない。

紫檀という材

技法の欄を見たい。

紫檀、とある。

重さ

紫檀は、水より重いことがある。

もっとも、館の記録に重さはない。

輸入される木

紫檀は、遠くから運ばれる木である。

つまり、高い材料である。

もっとも、館の記録は産地を書かない。

紫檀の性質

紫檀は、硬く、重い。

そして、色が濃い。

磨いた面

面を磨けば、艶が出る。

そして、木目が浮かぶ。

目の細かさ

紫檀は、木目が細かい。

そして、削った面が滑らかになる。

彫るための材

硬い木は、細かい彫りに耐える。

つまり、透かし彫りに向く。

上端の飾り

背の最上部に、小さな飾りが立つ。

そして、左右対称である。

背もたれの上

彫りは、背もたれの上に集まる。

つまり、いちばん目に付く場所である。

透かし彫り

木を、向こうまで彫り抜く。

そして、光が通る。

座の周り

座の周りには、彫り抜きがない。

つまり、体重の掛かる場所は残す。

弱くなる場所

彫り抜けば、そこは弱くなる。

つまり、力の掛かる場所は避ける。

葉の形

葉は、切れ込みが深い。

そして、縁が波打つ。

蔓の形

蔓が、渦を巻いて絡む。

そして、途切れずに続く。

葡萄という図柄

房と葉と蔓が、絡み合う。

つまり、実りの図である。

もっとも、館の記録は意味を書かない。

語の意味

その語は、肘掛けのない椅子を指す。

つまり、形を示す語である。

原語の語

原語の題は、二語からなる。

そして、椅子の種類を指す語である。

題を、見たい

題は、椅子、である。

七脚とも、同じ題

この記事で扱う七脚は、すべて同じ題である。

つまり、題では区別できない。

原語の題

館の原語の題は、肘掛けのない椅子を指す語である。

肘掛けの高さ

肘掛けは、座から二十センチほど上にある。

もっとも、記録には項目がない。

肘掛けの形

肘掛けは、渦を巻いて外へ広がる。

そして、先が丸い。

ところが、肘掛けがある

写真を見たい。

左右に、肘掛けが付いている。

二つの情報

記録の語と、画像の姿。

つまり、二つを突き合わせられる。

記録と、姿が合わない

題の語と、写真の姿が食い違う。

なぜ、合わないか

まとまった組をひとまとめに登録したのかもしれない。

もっとも、館の記録は説明しない。

だから、当サイトは断定しない。

読む人のために

食い違いを書けば、確かめられる。

つまり、伝える価値がある。

一脚目の脚

前脚は、外へ反る。

そして、先に小さな車輪が付く。

直さずに、記す

当サイトは、記録を書き換えない。

そして、合わないことを書く。

二脚目も、同じ

椅子
ジョゼフ・ミークス・アンド・サンズ《椅子》1859年。紫檀。館の記録では、高さ121.9センチ、幅69.9センチ、奥行き78.7センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。ブラッドフォード・A・ワーナーの寄贈、1969年。この作品は、ほとんど色のない古い記録写真で公開されている。《椅子》メトロポリタン美術館蔵

一脚目と、まったく同じに見える。

そして、寸法も同じである。

三つの数字

高さ、幅、奥行き。

つまり、家具では三つが要る。

寸法が、一致する

高さ121.9センチ、幅69.9センチ、奥行き78.7センチ。

つまり、三つの数字が揃う。

対で、置く

大きな椅子は、部屋の両端に置くことがある。

もっとも、館の記録は配置を書かない。

対の椅子

同じ形で、同じ寸法。

つまり、対で作られたのだろう。

二脚の位置

七脚のうち、最も大きい二脚である。

つまり、組の中心だろう。

三脚目は、低い

椅子
ジョゼフ・ミークス・アンド・サンズ《椅子》1859年。紫檀。館の記録では、高さ88.9センチ、幅49.5センチ、奥行き50.8センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。ブラッドフォード・A・ワーナーの寄贈、1969年。この作品は、ほとんど色のない古い記録写真で公開されている。《椅子》メトロポリタン美術館蔵

こちらには、肘掛けがない。

背もたれが、丸く輪になる。

そして、その中に彫りがある。

座面に、格子の模様の布が張られる。

三脚目の脚

前脚は、外へ反る。

そして、先に車輪が付く。

幅と奥行き

幅49.5センチ、奥行き50.8センチ。

つまり、正方形に近い。

最も低い一脚

高さ88.9センチである。

つまり、七脚で最も低い。

座の布

座に、格子の模様の布が張られる。

そして、他の六脚と違う。

背もたれの形

背もたれは、丸い輪になる。

そして、他の六脚と違う。

題と、姿が合う

この一脚には、肘掛けがない。

つまり、原語の題と合う。

黒い枠

黒い枠は、写真の板の縁だろう。

つまり、作品の一部ではない。

画像の縁

画像の外側に、黒い枠がある。

そして、右上と下に手書きの文字が見える。

粒の粗さ

粒が粗く、細部が潰れる。

つまり、読み取れることが減る。

二度、写す

もとの写真を、もう一度写す。

つまり、階調が失われる。

写真の写真

これは、古い写真の板をそのまま写したのだろう。

つまり、写真を撮った写真である。

文字の位置

文字は、右上と下にある。

そして、白く見える。

手書きの数字

数字らしき文字は、整理のための番号だろう。

もっとも、館の記録は触れない。

当サイトの扱い

写っているものは、写っていると書く。

つまり、消さない。

四脚目の来歴

来歴の欄を見たい。

寄贈、1969年とある。

つまり、七脚とも同じである。

四脚目の年

年の欄を見たい。

1859年である。

つまり、七脚とも同じである。

三脚の共通

一脚目から三脚目まで、いずれも同じ寄贈である。

そして、年も同じである。

四脚目は、中くらい

椅子
ジョゼフ・ミークス・アンド・サンズ《椅子》1859年。紫檀。館の記録では、高さ108センチ、幅47センチ、奥行き59.7センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。ブラッドフォード・A・ワーナーの寄贈、1969年。この作品は、ほとんど色のない古い記録写真で公開されている。《椅子》メトロポリタン美術館蔵

一脚目と、よく似る。

背の上に、葡萄の透かし彫りがある。

そして、左右に肘掛けが付く。

彫りの深さ

彫りは、向こうまで抜ける。

そして、影が濃く落ちる。

四脚目の彫り

背の上に、葡萄の房が彫られる。

そして、葉が左右に広がる。

車輪の位置

車輪は、前脚の先にある。

そして、後脚にはない。

車輪という部品

車輪があれば、動かせる。

つまり、重い椅子でも移せる。

四脚目の脚

前脚は、外へ反る。

そして、先に車輪が付く。

一脚目との差

高さは121.9センチと108センチ。

つまり、十四センチ低い。

三つの差

高さ、幅、奥行きのすべてが違う。

つまり、別の型である。

奥行きの差

78.7センチと59.7センチ。

つまり、十九センチ浅い。

幅の差

69.9センチと47センチ。

つまり、二十三センチ狭い。

数字という共通語

寸法は、写真では読めない。

つまり、記録が補う。

目安が、ない

写真に、物差しが写らない。

だから、比べるには数字が要る。

写真では、分からない

写真だけでは、大きさが分からない。

つまり、寸法の記録が要る。

見た目は、近い

写真では、形がよく似る。

そして、寸法は違う。

部屋という単位

家具は、部屋ごとに揃える。

つまり、組で注文される。

組の数

大きい二脚、中くらいの四脚、小さい一脚。

つまり、三段になる。

段のある組

大小の椅子を揃える。

つまり、使う人で分ける。

もっとも、館の記録は用途を書かない。

大きさの組

大きい二脚と、中くらいの四脚。

つまり、組で作られている。

布の色

布は、明るい。

もっとも、色のない画像なので色は分からない。

四脚目の布

背と座に、同じ布が張られる。

そして、細かい模様がある。

五脚目も、同じ寸法

椅子
ジョゼフ・ミークス・アンド・サンズ《椅子》1859年。紫檀。館の記録では、高さ108センチ、幅47センチ、奥行き59.7センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。ブラッドフォード・A・ワーナーの寄贈、1969年。この作品は、ほとんど色のない古い記録写真で公開されている。《椅子》メトロポリタン美術館蔵

四脚目と、まったく同じ寸法である。

そして、形もよく似る。

四つの数字の組

高さ108、幅47、奥行き59.7センチ。

つまり、三つの数字が四脚で一致する。

同じ寸法という事実

四脚が、まったく同じ数字を持つ。

つまり、偶然ではない。

見分ける手がかり

背の彫りの形も、よく似る。

つまり、画像では区別しにくい。

五脚目の姿

四脚目と、ほとんど見分けがつかない。

つまり、同じ型だろう。

四脚が、同じ寸法

四脚目から七脚目まで、寸法が同じである。

つまり、四つの数字の組が一致する。

手仕事と、型

彫りは手で入れる。

そして、骨組みは型で作る。

家具の量産

十九世紀の家具工房は、型を使って数を作る。

もっとも、館の記録は工程を書かない。

同じ型で、作る

同じ型を使えば、寸法が揃う。

つまり、量産に近い作り方である。

揃うということ

家具は、組で注文される。

そして、同じ型で作られる。

座の布

座にも、同じ布が張られる。

そして、縁が波打つ。

模様の細かさ

草花が、細かく繰り返される。

そして、左右で対称になる。

布の模様

背と座の布に、同じ模様がある。

そして、細かい草花に見える。

記録に、残らない

張り替えは、記録に残りにくい。

つまり、写真だけが伝える。

張り替えという習慣

布は、傷めば替える。

つまり、いま見える布が当初のものとは限らない。

布の役目

布は、座り心地を作る。

そして、傷みやすい。

布は、後のもの

家具の布は、張り替えられることが多い。

もっとも、館の記録は布に触れない。

だから、当サイトは断定しない。

記録の判断

何を材に数えるかは、館の判断である。

つまり、方針が表れる。

材の欄

材の欄には、紫檀しかない。

つまり、木だけが数えられている。

記録に、布がない

技法の欄には、紫檀としかない。

つまり、布は材として数えられていない。

当サイトの扱い

当サイトは、記録の欄をそのまま引く。

そして、写真で見えることを書き添える。

揃わない扱い

同じ館の中でも、扱いが分かれる。

つまり、記録は一様ではない。

他の家具では

家具の記録では、布を材に含める例もある。

つまり、扱いが一定でない。

なぜ、書かないか

後から替えたものは、材に含めないのだろう。

もっとも、館の記録は理由を書かない。

五脚目の年

年の欄を見たい。

1859年である。

つまり、他の六脚と同じである。

五脚目の来歴

来歴の欄を見たい。

寄贈、1969年とある。

つまり、他の六脚と同じである。

六脚目も、同じ寸法

椅子
ジョゼフ・ミークス・アンド・サンズ《椅子》1859年。紫檀。館の記録では、高さ108センチ、幅47センチ、奥行き59.7センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。ブラッドフォード・A・ワーナーの寄贈、1969年。この作品は、ほとんど色のない古い記録写真で公開されている。《椅子》メトロポリタン美術館蔵

四脚目、五脚目と、同じ寸法である。

そして、肘掛けも付く。

六脚目の姿

四脚目、五脚目と、形がよく似る。

つまり、同じ型だろう。

六脚目の彫り

背の上に、葡萄の房が彫られる。

そして、葉が広がる。

三脚が、並ぶ

同じ形、同じ寸法の椅子が三脚。

つまり、揃いの組だろう。

六脚目の脚

前脚は、外へ反る。

そして、先に車輪が付く。

三脚の並び

同じ寸法の椅子が、三脚続く。

つまり、揃いの組である。

七脚目は、肘掛けがない

椅子
ジョゼフ・ミークス・アンド・サンズ《椅子》1859年。紫檀。館の記録では、高さ108センチ、幅47センチ、奥行き59.7センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。ブラッドフォード・A・ワーナーの寄贈、1969年。この作品は、ほとんど色のない古い記録写真で公開されている。《椅子》メトロポリタン美術館蔵

こちらには、肘掛けがない。

背の上に、同じ葡萄の彫りがある。

そして、座面が広い。

七脚目の座

座は、前へ張り出す。

そして、縁が波打つ。

七脚目の彫り

背の上に、同じ葡萄の彫りがある。

つまり、図柄は揃っている。

寸法は、同じ

四脚目から六脚目と、寸法が同じである。

幅という数字

肘掛けの有無は、幅に効く。

つまり、数字に差が出るはずである。

ところが、形が違う

三脚には肘掛けがあり、この一脚にはない。

数字と、姿

数字は同じで、姿が違う。

つまり、どちらかに事情がある。

同じ寸法で、違う形

肘掛けがあれば、幅は広くなるはずである。

つまり、数字と姿が合いにくい。

一つの数字を、共有する

組の代表となる数字を使うことがある。

もっとも、館の記録はそう書かない。

記録の扱い

館は、四脚に同じ寸法を与えている。

もっとも、理由は書かれていない。

三通りの可能性

測り方、入力、あるいは代表値。

つまり、決められない。

断定は、しない

測り方が違うのかもしれない。

あるいは、代表の数字を使ったのかもしれない。

だから、当サイトは決めつけない。

記録の限界

記録は、完全ではない。

そして、それを示すことにも意味がある。

そのまま、伝える

当サイトは、記録の数字をそのまま引く。

そして、姿と合いにくい点を書き添える。

三つの高さ

88.9、108、121.9センチ。

つまり、三十三センチの幅がある。

七脚の寸法

高さは88.9が一脚、108が四脚、121.9が二脚。

つまり、三つの群に分かれる。

群の大きさ

一脚、四脚、二脚。

つまり、中くらいが最も多い。

三つの群

小さい一脚、中くらいの四脚、大きい二脚。

つまり、組の中に段がある。

使う場所

背の高い椅子は、目立つ場所に置かれる。

もっとも、館の記録は書かない。

家具の組

大きい椅子は、主人のためだろう。

そして、小さい椅子は別の用途だろう。

もっとも、館の記録は用途を書かない。

一八五九年

七脚とも、この年である。

つまり、一度に作られている。

七脚の年

七脚とも、1859年である。

つまり、同じ年に作られている。

器との差

陶器や硝子では、年に幅が付くことが多い。

つまり、家具は特定しやすい。

幅のない年

年に幅がなく、ごろも付かない。

つまり、確かめられている。

注文という記録

家具は、注文して作る。

そして、その記録が残ることがある。

なぜ、確かなのか

家具には、注文の記録が残ることがある。

もっとも、館の記録は根拠を書かない。

寄贈者の名

寄贈者は、一人である。

つまり、まとめて持っていた。

七脚の来歴

七脚とも、同じ人の寄贈である。

そして、年は1969年。

一九六九年

受入年は、七脚とも1969年である。

つまり、同じ日だろう。

一括して、館へ

つまり、組のまま館へ入っている。

散らばりやすい理由

椅子は、一脚ずつ売れる。

つまり、組が崩れやすい。

組が、残る

家具の組は、ばらばらになりやすい。

つまり、七脚が揃っているのは珍しい。

画像の揃い

七脚とも、同じ条件で撮られている。

つまり、比べやすい。

白黒の七枚

七脚とも、色のない画像で公開されている。

つまり、色が分からない。

家具という条件

家具は、重く、大きい。

そして、動かすのに人手が要る。

撮り直しの順

大きな家具は、動かすのが難しい。

そして、撮り直しが後になる。

もっとも、館の記録はそう書かない。

材の名だけ

館の記録には、材の名がある。

そして、色はない。

紫檀の色

紫檀は、赤みのある濃い褐色である。

もっとも、画像では確かめられない。

だから、書かない

当サイトは、画像で確かめられない色を書かない。

そして、材の名だけを記す。

分かることと、分からないこと

分かるのは、寸法・材・年・来歴である。

そして、分からないのは、色と題と姿の食い違いの理由である。

空白を、空白のまま

当サイトは、空欄を推測で埋めない。

そして、そのことを書き添える。

当サイトの
木で、花の絵を描くでも、
家具の布と記録の扱いに触れた。

ARTWORKSこの記事で紹介した作品

RELATEDあわせて読みたい

画家を知るの記事一覧
  • 画家を知る

    ホイッスラーの代表作と特徴——なぜ題に《ノクターン》と付けたのか

    ホイッスラーの代表作と特徴を、公開中の8点から読む。クリーヴランド美術館の記録では、《ノクターン》という題は後援者フレデリック・レイランドの提案だった。テムズ川の灰色から音楽の題、蝶の署名、版画家としての仕事までを順に見る。

  • 画家を知る

    葛飾北斎の代表作と特徴——なぜ同じ富士を46図も描いたのか

    葛飾北斎の代表作と特徴を、当サイトで公開中の8点から読む。シカゴ美術館の記録では、70歳で始めた『富嶽三十六景』は36図ではなく46図ある。ベロ藍の青、富士の置き方、滝と橋の連作、改名の跡までを、各館の記録とあわせて順に見ていく。

  • 画家を知る

    サージェントの代表作と特徴——なぜ絹とサテンばかりが光るのか

    サージェントの代表作と特徴を、当サイトで公開中の8点から読む。上流社会の等身大肖像で名を上げ、やがて注文を減らして風景と素描へ移った画家である。白いサテン、黒いレース、山の岩。筆の置き方がどう変わったかを、館の記録とあわせて順に見る。