題の括弧に、他の場所が入る——ダニエル・ハンティントン
写生帖の題が四つの部分に分かれ、括弧の中に別の地名が入る。八点は同じ年で、題の年と欄の年が一年ずれる。寸法は九点とも同じで、鉛筆の線が薄く残る。括弧の中を読みたい。一年のずれがどこから来るのかも、考えたい。

括弧の中
写生帖より、という断りが入る。
つまり、出どころが示される。
四つの部分
山の名、山地の名、年、そして帖の断り。
つまり、四つが並ぶ。
八点に、同じ年
いずれも1871年である。
つまり、揃っている。
題の年と、欄の年
美術館の記録には、年の欄がある。
そして、題の中にも年が入ることがある。
その二つが、食い違うことがある。
どこに、書かれるか
一方は題の中、他方は別の欄である。
つまり、離れている。
並べて、読む
題と欄を、続けて読みたい。
つまり、差が見える。
この九点が、そうである
題には1871年とある。
もっとも、年の欄は1870年ごろとある。
小さな差
一年は、大きな差ではない。
もっとも、揃ってはいない。
一年、ずれる
つまり、二つの年が合わない。
写生帖という形
紙を綴じて、持ち歩く帖である。
つまり、外で使う。
九点とも、同じ
素材の欄は、九点で一致する。
つまり、揃っている。
鉛筆という画材
鉛筆は、速く、消せる。
つまり、下絵に向く。
九点という範囲
この記事で扱うのは九点である。
いずれも一冊の写生帖の頁である。
そして、いずれも同じ館にある。
寸法が、同じ
九点とも、縦14センチ、横22.2センチ。
つまり、同じ帖から来ている。
収蔵番号
番号の本体が、九点とも同じである。
つまり、同じ群に属する。
来歴も、同じ
九点とも、同じ人からの寄贈である。
そして、同じ年に受け入れられている。
一点だけ、川の名
残る一点も、川の名を持つ。
つまり、地名は九点すべてにある。
八点に、地名
九点のうち、八点の題に地名が入る。
つまり、ほとんどである。
地名が、並ぶ
題の多くに、地名が入る。
つまり、どこで描いたかが分かる。
三つに、分ける
山地、川沿いの町、そして川そのもの。
つまり、三つの群になる。
順に、見る
地名ごとに、順に追いたい。
つまり、川をたどる形になる。
一点目
山の名が入る一点から始めたい。

横に長い画面である。
低い稜線が、左右に続く。
線は、細く、薄い。
下の余白に、文字が並ぶ。
右下に、署名らしい形がある。
題の年
題の末尾に、1871年とある。
つまり、四桁で書かれる。
「ごろ」という語
年の前後に、幅があることを示す。
つまり、目安になる。
年の欄
年の欄には、1870年ごろとある。
つまり、留保が付く。
役目が、違う
題は呼び名、欄は分類のための値である。
つまり、使われ方が違う。
二つの情報
一方は題、他方は欄である。
つまり、置き場所が違う。
下端に、並ぶ
文字は、画面の下端に置かれる。
つまり、絵の外になる。
余白の文字
画面の下に、年らしい数字が見える。
つまり、そこから取ったらしい。
どちらが、根拠か
題の年は、紙の書き込みらしい。
つまり、画家の手による。
帖として、扱う
一冊の帖に、一つの年を与える。
つまり、まとめて判断する。
欄の年は
館が判断した年である。
つまり、後から付けられている。
どちらも、必要
頁ごとの年も、帖ごとの年も要る。
つまり、役目が違う。
二つの単位
頁ごとの年と、帖ごとの年。
つまり、粒の細かさが違う。
食い違う理由
帖全体をおよそ1870年とし、頁ごとの年は題に残したのだろう。
もっとも、記録に説明はない。
両方を、書く
題の年と、欄の年。
つまり、どちらも記録である。
断定しない
こちらでは、両方を並べて示す。
つまり、どちらかを選ばない。
広い括り
キャッツキルは、山地の名である。
つまり、範囲が広い。
同じ山地
一点目と、同じ地名が入る。
つまり、続く。
二点目
同じ山地の名である。

横に長い画面である。
中央に、綴じ目が縦に走る。
その左右に、稜線が続く。
下の余白に、細い文字が並ぶ。
上下に、黒い縁が写る。
黒い帯
上下に、黒い縁が写る。
つまり、撮影の縁である。
中央の線
縦の線が、画面を二つに割る。
つまり、頁の境になる。
綴じ目が、見える
画面の中央に、縦の線がある。
つまり、二頁にわたっている。
外すと、傷む
綴じた帖を解けば、元に戻らない。
つまり、そのまま撮る。
見開きで、撮る
帖を開いたまま撮っている。
つまり、外していない。
手に、持てる
小さい帖は、鞄に入る。
つまり、旅に向く。
縦14センチ
横は、22.2センチである。
つまり、手のひらより少し大きい。
寸法は、一頁分
記録の寸法は、22.2センチである。
見開きの幅
二頁を合わせれば、四十センチ台になる。
つまり、横に長い。
二倍近く
見開きなら、幅はおよそ二倍になる。
つまり、四十センチ台になる。
画像の幅
もっとも、画像はその二倍近く広い。
単位の問題
一頁を一点として登録している。
つまり、寸法もそれに合わせる。
誤りではない
寸法は、作品としての一頁を測っている。
つまり、間違ってはいない。
合わないのか
寸法は一頁、画像は見開きである。
つまり、測る範囲が違う。
読む側のために
見開きだと分かれば、寸法の意味も分かる。
つまり、ここで書いておく。
断りは、ない
館の記録に、その説明はない。
つまり、読む側が気づくほかない。
三点目から
山地から、川沿いへ移る。
つまり、標高が下がる。
町の名へ
山地から、川沿いの町へ移る。
つまり、地名が変わる。
三点目
町の名である。

横に長い画面である。
低い山が、遠くに連なる。
手前に、木立が点々と続く。
線は、九点で最も薄い。
右下に、文字がある。
対岸に、山
この町の対岸には、高い山がある。
もっとも、記録に説明はない。
川沿いの町
題の地名は、大きな川の西岸にある。
つまり、水辺の町になる。
次のページで
川沿いの地名を追いたい。
題の細かさ
池の名まで書かれる。
つまり、詳しい。
池という主題
山でも川でもない。
つまり、小さな水面である。
四点目から
ここから、頁が変わる。
つまり、続きになる。
川沿いを、下る
ここから、川に沿った地名が続く。
つまり、旅の形になる。
四点目
池の名が入る。

横に長い画面である。
手前に、水面が広がる。
右に、岩と木が立つ。
水面に、影が映る。
左下に、草が茂る。
決まりが、ない
広いほうから書くか、狭いほうからか。
つまり、揃っていない。
逆の並び
六点目は、広いほうから書かれる。
つまり、揃っていない。
小さいほうから
池、町、そして年。
つまり、狭い範囲から書く。
題が、二段
池の名と、町の名が並ぶ。
つまり、細かいほうから書かれる。
長さの差
最も長い題と、最も短い題。
つまり、情報量が違う。
一つだけの題
二点目と九点目は、地名が一つである。
つまり、短い。
他の題と、比べる
地名が一つだけの題もある。
つまり、細かさが揃っていない。
三つの部分
池の名、町の名、そして年。
つまり、三つが並ぶ。
水草
手前に、草が茂る。
つまり、浅い岸らしい。
岩の形
右の岩は、垂直に切り立つ。
つまり、川岸の崖らしい。
水面の影
水に、岩と木の影が映る。
つまり、描き込まれている。
九点で、最も濃い
線が、はっきりしている。
つまり、時間をかけている。
川に、迫る
この山は、川岸に迫って立つ。
もっとも、記録に説明はない。
名の意味
嵐の王、という意味の名である。
もっとも、由来は記録にない。
山の名へ
町から、山へ移る。
つまり、対岸の眺めになる。
五点目
山の名である。

横に長い画面である。
中央に、細い木が数本立つ。
その奥に、低い山がある。
左に、水面が広がる。
下の余白に、長い文字が並ぶ。
読み下せない
筆記体の崩しが強い。
つまり、こちらでは追えない。
月と日
月の名らしい語も見える。
つまり、日付かもしれない。
日付らしい形
行の末尾に、数字が見える。
つまり、日付かもしれない。
一行に、続く
余白の下端に、横一行で書かれる。
つまり、行が長い。
書き込みが、長い
余白の文字が、他より長い。
つまり、覚え書きらしい。
同じ手
絵と文字が、同じ濃さである。
つまり、同じときに書かれたらしい。
鉛筆の線
書き込みも、鉛筆である。
つまり、絵と同じ道具になる。
拡大しても
線が細く、潰れる。
つまり、限界がある。
読めるか
崩された筆記体である。
つまり、こちらでは読み下せない。
年だけ
書き込みのうち、年だけが題に移る。
つまり、選ばれている。
題に、入るとき
年だけは、題に取り込まれている。
つまり、選ばれている。
書かれないこと
画面の中の文字は、記録に載らないことが多い。
つまり、珍しくはない。
記録にも、ない
館の記録に、書き込みの内容はない。
つまり、確かめる手立てがない。
同じ帖の中
いずれも、同じ一冊から来ている。
つまり、近い時期になる。
別の頁
二点は、別の紙に描かれている。
つまり、同じ頁ではない。
二度の理由
別の日か、別の位置からだろう。
もっとも、記録に説明はない。
同じ山を、また
五点目と同じ山の名が出る。
つまり、二度描いている。
六点目
同じ山の名が、また出る。

横に長い画面である。
帖の表紙が、左右に写る。
その内側に、見開きの頁がある。
左に、枯れた木が立つ。
右に、低い山が連なる。
表紙の色
表紙は、暗い色に見える。
もっとも、色のない画像である。
何が、分かるか
帖の形と、綴じ方が見える。
つまり、情報が増える。
撮り方の差
他の八点は、頁だけが写る。
つまり、この一点は範囲が広い。
表紙まで、写る
画像に、帖の外側が入る。
つまり、開いた状態が分かる。
見開きにすると
さらに横へ広がる。
つまり、遠景に向く。
横に長い
帖は、横長である。
つまり、風景に向く。
綴じの形
紙の束が、背でまとめられている。
つまり、綴じ帖である。
厚みが、見える
表紙の縁に、紙の束が見える。
つまり、頁が多い。
順序
川の名が先、山の名が後である。
つまり、広いほうから書かれる。
題が、川と山
川の名と、山の名が並ぶ。
つまり、二つの地名になる。
近いが、隣ではない
同じ帖の、少し離れた頁である。
つまり、間に別の絵がある。
二頁の差
kとnのあいだに、二つ入る。
つまり、少し離れる。
番号は、離れる
枝番の記号が、二つ離れている。
つまり、隣の頁ではない。
五点目と、対か
同じ山を、別の頁から描いている。
もっとも、記録に関係の説明はない。
次のページで
残る三点を見たい。
三点の地名
いずれも、川の名を含む。
つまり、水辺が続く。
残る三点
いずれも、川の名が入る。
つまり、水辺が続く。
七点目
川と、船着き場の名である。

横に長い画面である。
左に、木立が濃く茂る。
右に、開けた斜面がある。
その奥に、水面が見える。
下の余白に、文字が並ぶ。
渡し
川を渡る舟が着く場所である。
もっとも、記録に説明はない。
船着き場
ランディング、という語が入る。
つまり、舟の着く場所である。
題に、向かう
どちらへ向かう眺めかが書かれる。
つまり、方向が示される。
山と、船着き場
一方は山、他方は船着き場である。
つまり、同じ土地の別の場所になる。
同じ地名
七点目と、同じ語を含む。
つまり、近い場所になる。
八点目
山の名である。

横に長い画面である。
左に、細い木が並ぶ。
中央から右へ、水面が広がる。
奥に、低い山が横たわる。
下の余白に、文字が並ぶ。
枝番の記号
本体のあとに、小文字が付く。
つまり、頁を示す。
番号を、見たい
七点目と八点目の番号を比べたい。
末尾だけ、違う
表と裏を示す語だけが違う。
つまり、同じ紙である。
同じ枝番
本体の記号が、同じである。
めくった側
一枚の紙の、前と後ろ。
つまり、二つの面になる。
表と、裏
一方に表、他方に裏とある。
つまり、同じ紙の両面である。
数え方
紙で数えるか、面で数えるか。
つまり、単位が違う。
一枚が、二点
館は、面ごとに登録する。
つまり、紙で数えれば一枚になる。
同じ地名
いずれも、フィッシュキルという語を含む。
つまり、同じ土地で描かれた。
最後の一点
九点目を見たい。
つまり、題に年がない。
九点目
年の入らない一点である。

横長の一頁である。
帆を張った舟が、五艘並ぶ。
いずれも、細い線で描かれる。
右に、小さな渦のような形がある。
下に、文字が一語ある。
一語だけ
川の名と、帖の断りだけである。
つまり、九点で最も短い。
題が、短い
川の名だけである。
つまり、年がない。
八対一
年のある題が八点、ない題が一点。
つまり、例外になる。
九点で、唯一
他の八点には、題に年が入る。
つまり、この一点だけ違う。
一語の文字
下の余白に、短い語が一つある。
つまり、川の名らしい。
書き込みが、少ない
余白の文字も、一語だけである。
つまり、記録が薄い。
題は、書き込みから
紙に書かれた語が、題に移る。
つまり、対応している。
だから、年がないのか
紙に年が書かれていなければ、題にも入らない。
つまり、そう考えられる。
推測である
館の記録に、理由は書かれていない。
つまり、断定しない。
七つの名
七種類の地名が出る。
つまり、狭い範囲に散らばる。
九点の地名
キャッツキル、ショーワンガンク、コーンウォール。
ウェストポイント、ストーム・キング。
そして、フィッシュキルとハドソン。
南北に、長い
これらの土地は、川に沿って並ぶ。
つまり、線状に分布する。
一つの川沿い
いずれも、同じ大きな川の流域にある。
つまり、近い土地である。
上流と、下流
山地は上流、船着き場は下流にあたる。
もっとも、記録に順はない。
順に、並べると
川を上下する旅の記録に見える。
もっとも、頁の順は記録にない。
記号の順
アルファベットは、順序を持つ。
つまり、並べられる。
番号で、たどれるか
収蔵番号の記号は、アルファベットである。
順序らしきもの
j、k、m、n、p、q、u、w。
つまり、順に並ぶ。
抜けている記号
l、o、r、s、t、vが抜ける。
つまり、当サイトにあるのは一部である。
帖の中の位置
その順が、頁の順らしい。
つまり、たどれる。
見立てにとどめる
頁の順が旅の順とは限らない。
つまり、断定しない。
地名の順
その順に地名を並べると、川を下る形になる。
もっとも、これはこちらの見立てである。
九点の年の欄
九点とも、1870年ごろである。
つまり、まったく同じである。
題の年
八点に、1871年とある。
つまり、こちらも揃っている。
一年の差
二つの年が、揃って一年ずれる。
つまり、偶然ではない。
買った年と、使った年
帖を買った年と、描いた年は違いうる。
もっとも、これは推測である。
帖の年か
帖が作られた年と、使われた年の差かもしれない。
もっとも、記録に説明はない。
直さない
当サイトでは、記録をそのまま写す。
つまり、直さない。
そのうえで、書く
合わないところは、合わないと書く。
つまり、隠さない。
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そちらでは、同じ帖の別の頁を見た。
読み方の提案
題の中の年と、年の欄を見比べてほしい。
そこに、二つの判断が並んでいる。





