型で押して、量産する——ボストン・アンド・サンドウィッチ・ガラス
透明な水差し
四点目は、色のない画像である。

胴が、丸く膨らむ。
そして、口が広く開く。
注ぎ口が、片側に伸びる。
取っ手が、右に付く。
表面に、細い横線が並ぶ。
胴の形
胴を見たい。
下がやや膨らみ、上が広がる。
そして、口の縁が外へ反る。
つまり、注ぎやすい形である。
糸状の装飾、再び
表面の横線を見たい。
等間隔に並ぶ。
つまり、二点目と同じ糸の装飾だろう。
技法欄には、貼り付けの装飾とある。
口の形
口を見たい。
片側が伸びて、注ぎ口になる。
そして、その反対に取っ手がある。
つまり、注ぐための器である。
高さ十六センチ
寸法を見たい。
高さ16.5センチである。
つまり、九点の中では小さいほうである。
卓に置く水差しだろう。
取っ手の付け方
取っ手を見たい。
上端が広く、下端が細い。
そして、下端が渦を巻いて終わる。
つまり、熱いうちに引き伸ばして留めている。
透明という選択
この一点は、色がない。
つまり、無色の硝子である。
そして、糸の装飾だけが模様になる。
色に頼らない作りである。
手仕事の跡
渦の形は、一つずつ違う。
そして、同じものは二つとない。
つまり、型押しとは対照的である。
二つの入り方
館の収蔵には、二つの道がある。
寄贈と、購入である。
九点のうち、八点が寄贈、一点が購入。
つまり、寄贈が中心である。
一九八六年の購入
来歴を見たい。
九点のうち、これだけが違う。
一九八六年の購入である。
そして、他の多くは一九四六年の寄贈である。

五点目と六点目
これから見る二点は、同じ品の型である。
制作年も、技法も、寸法も同じ。
そして、同じ寄贈で館へ入っている。
つまり、対か、あるいは組だろう。
色のある皿
五点目は、色がある。
円い皿である。
外側が、琥珀色。
そして、内側が赤い。
中心に、小さな突起がある。
全体に、細かい同心円の線が並ぶ。
皿の深さ
形を見たい。
浅く、縁がわずかに上がる。
つまり、平皿に近い。
菓子を載せる皿だろうか。
館の記録に、用途の記載はない。
二色の硝子
色の分かれ方を見たい。
外周が黄、内側が赤である。
そして、境がぼやける。
つまり、色が徐々に移る。
線の間隔
線の間隔を見たい。
外側ほど広く、中心ほど狭い。
つまり、巻く速さが一定でない。
手仕事の跡である。
同心円の線
表面の線を見たい。
中心から外へ、円が並ぶ。
つまり、糸状の装飾である。
そして、皿を回しながら巻いたのだろう。
直径十六センチ
寸法を見たい。
直径16センチである。
つまり、取り皿ほどの大きさである。
中心の突起
中心を見たい。
小さな盛り上がりがある。
そして、赤が濃い。
つまり、竿から切り離した跡かもしれない。
館の記録に、説明はない。

同じ品、違う写真
六点目は、五点目とほぼ同じ品である。
制作年も、技法も、直径も同じ。
そして、同じ寄贈で館へ入っている。
同じ日に、撮らなかった
同じ品が二点あっても、撮影は別である。
一方が新しく撮られ、他方は古いまま。
つまり、館の撮影は品ごとに進む。
一方は色、一方は白黒
もっとも、画像が違う。
五点目は色があり、六点目は色がない。
つまり、撮影の時期が違う。
撮影が、見え方を決める
同じ品でも、撮り方で印象が変わる。
背景の色、光の向き、そして色の有無。
つまり、画像は中立ではない。
二枚を、並べる意味
当サイトでは、この二点を並べて紹介する。
一方で色を確かめ、他方で構造を見る。
つまり、互いに補い合う。
比べられる、貴重な例
同じ品の色付きと白黒が並ぶことは、少ない。
そして、この二枚は比べられる。
何が失われ、何が残るか。
白黒で、残るもの
六点目を見たい。
同心円の線が、はっきり見える。
そして、皿の縁の形も分かる。
つまり、構造は読める。
白黒で、失われるもの
一方、色は分からない。
外周の黄、内側の赤。
つまり、この品の見どころが消える。
縁の形
縁を見たい。
わずかに波打つ。
そして、厚みが一定でない。
つまり、手で成形した跡である。
番号を、写す
収蔵品には、番号が付く。
そして、品に直接書かれることもある。
小さく、目立たない場所に記す。
記録写真では、それが写ることがある。
中心の文字
六点目の中心を見たい。
小さな文字が書かれている。
つまり、収蔵番号だろう。
作品に直接、あるいは札に記されている。
二種類の画像
館の画像には、二種類ある。
作品を見せるための写真。
そして、管理のための記録写真。
九点には、その両方が混ざっている。
記録写真の性格
記録写真には、管理の情報が写ることがある。
番号、札、そして台紙の縁。
つまり、鑑賞のための画像ではない。