画家を知る

高さだけを、測る——ルイス・カムフォート・ティファニー

四点目から

記号のない書き方は、一点だけである。

つまり、例外になる。

三つ目の書き方

記号のない書き方である。

つまり、絵と同じ形になる。

四点目

記号が、付かない。

花瓶
ルイス・カムフォート・ティファニー《花瓶》1893年から1896年。ファヴリル硝子。館の記録では、縦35.9センチ、横29.2センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。ハヴマイヤー氏の寄贈、1896年。ルイス・カムフォート・ティファニー《花瓶》メトロポリタン美術館蔵

上が、大きく開いた器である。

口が、扇のように広がる。

胴は、細くくびれる。

下で、また膨らむ。

模様に、青い点が並ぶ。

絵と、同じ形

平面の作品と同じ書き方である。

つまり、立体らしくない。

掛ける記号

二つの数字が、記号で区切られる。

つまり、絵の寸法と同じ形である。

数字が、二つ

35.9センチと、29.2センチである。

高さか、幅か

二つの数字の意味が、書かれない。

つまり、決まらない。

何を、指すか

読む側が、推し量るほかない。

つまり、断りがない。

記号は、ない

高さとも、直径とも書かれない。

危うさ

慣例は、必ず守られるとは限らない。

つまり、確かではない。

慣例に、頼る

先に高さを書く慣例がある。

つまり、そう読むほかない。

どちらが、高さか

ふつうは、先が高さである。

もっとも、断りはない。

三点の内訳

一点目、四点目、そして五点目である。

つまり、いずれも花瓶である。

三十五センチ台

九点のうち、三十センチを超えるのは三点である。

つまり、大きいほうになる。

九点で、最も大きい

35.9センチである。

つまり、最も高い。

孔雀の羽

胴と口に、目のような斑がある。

もっとも、記録に説明はない。

扇のような形

口が、片側へ大きく張り出す。

つまり、左右で違う。

口が、広い

横29.2センチは、口の幅らしい。

もっとも、記録に説明はない。

測れない

どこを測っても、値が変わる。

つまり、直径にならない。

円でない口

波打つ縁は、円にならない。

つまり、直径が定まらない。

直径ではない

口は、円ではなく波打つ。

つまり、直径では表しにくい。

使われない記号

幅を示す記号は、九点で使われない。

つまり、選ばれていない。

幅と、書けばよいが

幅、という記号もありうる。

もっとも、使われていない。

だから、記号がないのか

円でなければ、直径と書けない。

つまり、そう考えられる。

推測である

館の記録に、理由は書かれていない。

つまり、断定しない。

五点目から

高さだけの書き方に戻る。

つまり、多数派になる。

高さだけへ、戻る

三つ目の書き方は、一点だけである。

つまり、ここからまた高さになる。

五点目

再び、高さだけである。

花瓶
ルイス・カムフォート・ティファニー《花瓶》1893年から1896年。ファヴリル硝子。館の記録では、高さ36.8センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。ハヴマイヤー氏の寄贈、1896年。ルイス・カムフォート・ティファニー《花瓶》メトロポリタン美術館蔵

首の長い器である。

胴が、下で丸く膨らむ。

首は、まっすぐ立つ。

胴に、黄色い葉の形が並ぶ。

地の色は、紫と青が混じる。

三十六・八センチ

九点で、最も高い。

つまり、上限になる。

一センチの差

四点目より、およそ一センチ高い。

つまり、わずかである。

九点で、最も高い

高さ36.8センチである。

つまり、四点目を超える。

同じ量なら

高さと高さは、比べられる。

つまり、そこは揃う。

記号が、違っても

高さどうしなら、比べられる。

つまり、同じ量である。

順序が、入れ替わる

記号のない四点目より、こちらが高い。

つまり、比べれば分かる。

二点だけ

直径を持つのは、三点目と七点目である。

つまり、少数になる。

太さは、比べにくい

直径のある二点だけが、太さを持つ。

つまり、残りは比べられない。

比べられるか

高さどうしなら、比べられる。

つまり、同じ量である。

六点目から

最も低い器を見たい。

つまり、対照になる。

最も小さい一点

九点で、最も低い器である。

つまり、対照になる。

六点目

最も小さい一点である。

花瓶
ルイス・カムフォート・ティファニー《花瓶》1895年ごろ。ファヴリル硝子。館の記録では、高さ5.1センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。匿名の寄贈、1955年。ルイス・カムフォート・ティファニー《花瓶》メトロポリタン美術館蔵

小さな筒形の器である。

口が、わずかに開く。

胴は、丸くふくらむ。

底は、平らである。

画像に、色がない。

五・一センチ

高さは、5.1センチである。

つまり、指二本ほどになる。

七倍の差

最も高い一点と比べたい。

つまり、七倍以上開く。

高さ、五センチ

指二本ほどの高さである。

つまり、掌に載る。

光沢は、見える

表面の照りは、明暗で分かる。

つまり、質感は残る。

濃淡だけ

明暗の差しか、読み取れない。

つまり、光沢は分かる。

色が、ない

この画像は、白と黒と灰である。

つまり、古い記録写真である。

色が、要である

この硝子は、色と光沢が売りだった。

つまり、そこが落ちる。

何が、失われるか

色も、虹のような光沢も分からない。

つまり、要が落ちる。

硝子なのに

硝子の器は、色と光が要である。

つまり、失われるものが大きい。

九点で、一点だけ

他の八点には、色がある。

つまり、撮り直されていない。

匿名という記載

寄贈者が、名を伏せている。

つまり、そう書かれる。

名が、ない

寄贈者の名が、記録にない。

つまり、匿名である。

来歴も、違う

この一点だけ、匿名の寄贈である。

つまり、寄贈者の名がない。

別の年

1895年ごろとある。

つまり、幅の中には入る。

一点だけ

他の八点は、幅で書かれる。

つまり、この一点だけ違う。

年も、違う

1895年ごろとある。

つまり、幅ではなく、ごろ、である。

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鉢と呼ばれる二点を見たい。