画家を知る

写生帖の、一頁ずつ——ジェームズ・マクニール・ホイッスラー

三点の共通

一点目から三点目まで、いずれも同じ寄贈である。

そして、年も同じである。

三点の画材

黒鉛、インク、そして三つの重ね。

つまり、頁ごとに違う。

三点の紙

生成り、生成り、そして緑褐色。

つまり、紙の色が分かれる。

四点目は、最も小さい

キリストと二人の人物(写生帖より)
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー《キリストと二人の人物(写生帖より)》1854年から1855年。褐色のインク、褐色の網目紙。館の記録では、縦10.2センチ、横8.7センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。マーガレット・C・ビュエルほか二名の寄贈、1970年。ジェームズ・マクニール・ホイッスラー《キリストと二人の人物(写生帖より)》メトロポリタン美術館蔵

三人の人物が、並んで立つ。

長い衣を着る。

そして、髭がある。

右上と右下に、小さな人物が描かれる。

その二人は、制服らしき衣を着る。

線の太さ

線が、太く、勢いがある。

そして、衣の襞を作る。

四点目の人物

三人が、長い衣を着る。

そして、髭がある。

右の二人

右上と右下の人物は、小さい。

そして、制服らしき衣である。

二つの主題

中央は、宗教の主題である。

そして、右の二人は、日常の姿である。

大きさの差

中央の三人は大きい。

そして、右の二人は小さい。

頁の使い方

空いた場所に、別の図を描く。

つまり、紙を無駄にしない。

同じ紙に、別のもの

一枚の紙に、関係のない図が並ぶ。

つまり、写生帖らしい使い方である。

四点目の大きさ

縦10.2センチ、横8.7センチ。

つまり、手のひらに乗る。

四点目の紙

紙は、褐色である。

つまり、白ではない。

四点目の年

年の欄を見たい。

1854年から1855年とある。

つまり、九点とも同じである。

面積で、最も小さい

縦10.2センチ、横8.7センチ。

つまり、九点で最も面積が小さい。

五点目は、横に細長い

剣闘士の頭部の素描(写生帖より)
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー《剣闘士の頭部の素描(写生帖より)》1854年から1855年。褐色のインク、生成りの網目紙。館の記録では、縦7.5センチ、横17.1センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。マーガレット・C・ビュエルほか二名の寄贈、1970年。ジェームズ・マクニール・ホイッスラー《剣闘士の頭部の素描(写生帖より)》メトロポリタン美術館蔵

横に細長い紙である。

左に、腕を伸ばす人物がいる。

そして、右に頭部が二つある。

黒い枠が、画像を囲む。

黒い部分

腰のあたりが、黒く塗られる。

つまり、濃淡が付く。

五点目の人物

左の人物は、腕を前に伸ばす。

そして、体を低くする。

縦横の比

7.5センチと17.1センチ。

つまり、横が縦の二・三倍ある。

五点目の大きさ

縦7.5センチ、横17.1センチ。

つまり、細長い。

二つの頭部

右に、頭部が二つある。

そして、一方は輪郭だけである。

最も縦が短い

縦7.5センチである。

つまり、九点で最も低い。

断定は、しない

切られたかどうかは、書かれていない。

だから、当サイトは決めつけない。

帖の頁と、切れ端

頁の一部だけが残ることもある。

つまり、形が揃わない。

切り取られた紙

写生帖の頁が、切られたのだろう。

もっとも、館の記録は書かない。

だから、当サイトは断定しない。

五点目の年

年の欄を見たい。

1854年から1855年とある。

撮り方

古い写真では、台紙ごと写ることがある。

つまり、周りも残る。

黒い枠

画像の外に、黒い枠がある。

つまり、撮影の台紙だろう。

六点目は、台紙に貼られる

下宿人フェザーソノール氏、薪を少しと頼む(写生帖より)
ジェームズ・マクニール・ホイッスラー《下宿人フェザーソノール氏、薪を少しと頼む(写生帖より)》1854年から1855年。褐色のインクと黒鉛、生成りの網目紙。館の記録では、縦12.4センチ、横10.3センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。マーガレット・C・ビュエルほか二名の寄贈、1970年。ジェームズ・マクニール・ホイッスラー《下宿人フェザーソノール氏、薪を少しと頼む(写生帖より)》メトロポリタン美術館蔵

暗い台紙に、三枚の紙が貼られる。

上に、眼鏡をかけた横顔がある。

左下に、二人の人物が向かい合う。

右下に、帽子の人物が立つ。

右上に、数字が書かれる。

六点目の顔

上の紙に、眼鏡をかけた横顔がある。

そして、線が細い。

台紙の色

台紙は、暗い灰色である。

そして、紙が明るく浮かぶ。

三枚が、一つの画像に

画像には、三枚の紙が写る。

つまり、一点だけではない。

下の二枚

左下に、二人が向かい合う。

そして、右下に一人が立つ。

三枚の大きさ

上の一枚が最も大きい。

そして、下の二枚は小さい。

記録は、一点

館の記録は、一点として登録している。

そして、寸法も一組である。

記録と、画像

記録は一点、画像は三枚。

つまり、範囲が食い違う。

寸法との照合

縦12.4センチ、横10.3センチ。

もっとも、どれかは決められない。

どれが、その一点か

画像だけでは、決められない。

だから、当サイトは断定しない。

番号という手がかり

番号は、頁の順を示すのだろう。

もっとも、館の記録は触れない。

数字の位置

数字は、台紙の右上にある。

そして、手書きである。

台紙の数字

右上に、数字が書かれる。

つまり、整理のための番号だろう。

人名らしき語

題に、人名らしき語がある。

つまり、登場人物の名だろう。

題の長さ

題が、一文になる。

つまり、九点で最も長い。

題に、文章

題が、短い文になっている。

つまり、絵に添えられた言葉だろう。

風刺という性格

言葉を添えた小さな絵である。

つまり、風刺画に近い。

もっとも、館の記録はそう書かない。

絵と、言葉

絵の下に、手書きの文字が見える。

そして、それが題になっている。