画家を知る

同じ図が、二通りに記録される——喜多川歌麿

七枚目は、海辺

潮汲みの舞
喜多川歌麿《潮汲みの舞》十九世紀の初め。三枚続き。木版、墨と色、紙。館の記録では、全体で縦38.7センチ、横74.9センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。H・O・ハヴメイヤー・コレクション、遺贈、1929年。喜多川歌麿《潮汲みの舞》メトロポリタン美術館蔵

三枚が、横に並ぶ。

多くの女性が、海辺にいる。

桶を運ぶ人がいる。

籠を背負う人もいる。

そして、子どもが混じる。

奥に、屏風のような区切りがある。

七枚目の人数

十人以上が描かれる。

もっとも、重なりで数え切れない。

桶と籠

桶を運ぶ人と、籠を背負う人がいる。

つまり、道具が違う。

全体という語

寸法の欄に、全体、という語がある。

つまり、三枚を合わせた数字である。

二つの三枚続き

六枚目と七枚目は、どちらも三枚続きである。

そして、寸法の書き方が違う。

六枚目との差

六枚目には、この語がない。

そして、七枚目には付く。

七枚目の横

横74.9センチである。

つまり、三枚ぶんの幅だろう。

語が、意味を決める

同じ三枚続きでも、書き方で数字の意味が変わる。

つまり、但し書きが要る。

七枚目の縦

縦38.7センチである。

つまり、一枚ぶんの高さである。

年の書き方

年の欄を見たい。

十九世紀の初め、とある。

世紀という単位

世紀の初め、という言い方は幅がある。

つまり、特定していない。

幅の広さ

世紀の初めは、二十年ほどだろう。

つまり、幅が広い。

八枚目は、橋の上

橋の上下の涼み
喜多川歌麿《橋の上下の涼み》1800年ごろ。六枚続きのうちの三枚。木版、墨と色、紙。館の記録では、縦38.1センチ、横75.6センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。H・O・ハヴメイヤー・コレクション、遺贈、1929年。喜多川歌麿《橋の上下の涼み》メトロポリタン美術館蔵

橋が、横に長く架かる。

多くの人が、橋の上に立つ。

傘を差す人がいる。

そして、橋の下にも人がいる。

欄干が、細く描かれる。

八枚目の橋

橋が、画面を横切る。

そして、欄干が細く描かれる。

傘の数

傘が、四つ以上見える。

そして、開いている。

六枚続きの、三枚

技法の欄を見たい。

六枚続きのうちの三枚、とある。

三枚で、一点

三枚が、一つの番号を持つ。

つまり、まとまって登録される。

半分だけ

つまり、六枚のうち三枚しかない。

別の館に、あるか

残りが別の館にある可能性もある。

もっとも、館の記録は触れない。

残りは、どこか

残りの三枚がどこにあるかは、書かれていない。

だから、当サイトは推測しない。

五通りの書き方

組の枚数と、その中の位置。

つまり、二つの情報が組み合わさる。

続きの数え方

三枚続き、二枚続き、そして六枚続きの三枚。

つまり、五通りの書き方がある。

五つの書き方

三枚続きの右の一枚、二枚続きの右の一枚、二枚続き、三枚続き、そして六枚続きの三枚。

なぜ、細かいか

組の中の位置が分かれば、他の一枚を探せる。

つまり、実用の情報である。

記録の細かさ

館は、組の中の位置まで書く。

つまり、細かい。

二か所

インチとセンチの両方で、空きがない。

つまり、同じ揺れが二度ある。

寸法の綴り

八枚目の寸法を見たい。

数字と単位のあいだに、空きがない。

意味は、変わらない

空きの有無は、数字の意味を変えない。

もっとも、記録としては揺れである。

空きの欠落

つまり、入力の揺れだろう。

もっとも、館の記録は説明しない。

直さずに、記す

当サイトは、記録を書き換えない。

そして、揺れがあることを書く。

九枚目は、細長い

雪の桟橋
喜多川歌麿《雪の桟橋》1800年。木版、墨と色、紙。館の記録では、縦52.1センチ、横18.9センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。H・O・ハヴメイヤー・コレクション、遺贈、1929年。喜多川歌麿《雪の桟橋》メトロポリタン美術館蔵

縦に細長い画面である。

上に、傘を差す女性がいる。

その傘に、雪が積もる。

下に、かがむ女性がいる。

そして、荷を運ぶ。

画像の右に、灰色の帯がある。

九枚目の傘

上の女性が、大きな傘を差す。

そして、雪が積もる。

下の人物

下の女性は、かがんで荷を持つ。

そして、顔を上げる。

柱絵という判型

縦52.1センチ、横18.9センチ。

つまり、縦が横の二・八倍ある。

縦の長さ

52.1センチは、他の点より長い。

つまり、判型が違う。

細長い理由

柱に掛けるための判型がある。

もっとも、館の記録はそう書かない。

だから、当サイトは断定しない。

横の短さ

横18.9センチである。

つまり、九枚で最も狭い。

最も縦が長い

九枚で、最も縦が長い。

つまり、判型が違う。

二枚の共通

四枚目と九枚目に、同じ帯がある。

つまり、同じときに撮られたのだろう。

濃淡の目安、再び

四枚目にも、同じ帯があった。

つまり、二枚に写り込んでいる。

一枚ぶんの大きさ

一枚ものは、縦37から38センチである。

つまり、判型が揃う。

九枚の寸法

縦は18.9から52.1センチまで。

そして、横は18.9から75.6センチまで。

組という単位

組で見れば、横が二倍にも三倍にもなる。

つまり、判型の話が変わる。

判型の幅

一枚もの、二枚続き、三枚続き、そして六枚続き。

つまり、大きさが大きく変わる。

年の並び

1788、1791、1794から95、1795、1800が二枚。

そして、十九世紀の初め、1806から1820年。

九枚の年

1788、1791、1794年から1795年が二枚。

そして、1795、1800年が二枚、1806年から1820年。

生涯との比

この画家は、十九世紀の初めに没している。

つまり、九枚は活動の大半を覆う。

三十二年の幅

つまり、三十二年に散らばる。

段階を、保つ

当サイトは、この段階を平らにしない。

つまり、そのまま伝える。

四通りの年

一年、二年の幅、世紀の初め、そして十四年の幅。

つまり、確かさに段階がある。

三つの経路

遺贈が五枚、基金による購入が四枚。

つまり、二通りの道である。

九枚の来歴

五枚は同じ遺贈である。

そして、四枚は基金による購入である。

二つの収集

一つの収集から五枚が来ている。

つまり、まとまりがある。

場所の広がり

台所、海辺、川、そして橋。

つまり、内と外の両方がある。

主題という共通

台所、刺身、貝取り、漁、潮汲み。

つまり、いずれも働く場面である。

二つの面

美しい姿と、働く姿。

つまり、両方が同じ画家の作である。

労働という主題

この画家は、美人画でよく知られる。

もっとも、働く場面も多く描いている。

道具の描き分け

道具は、形が正確に描かれる。

そして、使い方も分かる。

道具が、描かれる

包丁、まな板、盥、桶、籠、竿。

つまり、道具が細かく描かれる。

絵という資料

版画は、当時の暮らしを伝える。

つまり、記録の一つになる。

記録としての価値

道具や仕事の姿が、絵に残る。

つまり、当時の暮らしが伝わる。

断定は、しない

もっとも、版画は売るための商品である。

だから、そのまま写しているとは限らない。

分かることと、分からないこと

分かるのは、寸法・技法・年・来歴である。

そして、分からないのは、同じ図の二通りの記録である。

空白を、空白のまま

当サイトは、空欄を推測で埋めない。

そして、そのことを書き添える。

当サイトの
顔だけを、大きく描くでも、
この画家の版画を扱った。

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