画家を知る

一枚の紙が、二点になる——フランシス・ウィリアム・エドモンズ

写生帖の紙は両面に描かれる。館は表と裏を別々に登録するため、一枚が二点になる。九点のうち六点が三組の対である。ほとんど同じ題が並び、一語だけ違う組もある。犬を繰り返し描いた鉛筆の頁を、面という単位から読む。

室内の場面と犬の習作
フランシス・ウィリアム・エドモンズ《室内の場面と犬の習作》メトロポリタン美術館蔵

面という単位で、登録する

美術館は、作品を一点ずつ登録する。

もっとも、単位は紙とは限らない。

一枚の紙が、二点になる

写生帖の紙は、両面に描かれる。

美術館は、表と裏を別々に登録する。

つまり、一枚の紙が二点になる。

二つの番号

同じ紙に、二つの番号が付く。

つまり、別々に数える。

めくると、変わる

同じ紙でも、面が変われば別に扱う。

つまり、二つの番号が付く。

表と裏という語

紙の前の面と、後ろの面を指す。

つまり、めくれば裏になる。

収蔵番号で、分かる

番号の末尾に、表か裏かが書かれる。

つまり、対になる番号がある。

大きさ

九点とも、手のひらより少し大きい。

つまり、鞄に入る。

持ち歩く

写生帖は、外で使うためのものである。

つまり、小さく作られる。

写生帖という形

紙を綴じて、持ち歩く帖である。

つまり、外に持ち出せる。

鉛筆という画材

鉛筆は、消せて、速い。

つまり、下絵に向く。

九点という範囲

この記事で扱うのは九点である。

いずれも同じ写生帖の紙である。

そして、いずれも鉛筆の素描である。

末尾を、比べる

末尾の語だけが、表と裏で違う。

つまり、そこを見れば分かる。

対を、見分ける

番号の本体が同じなら、同じ紙である。

つまり、対になる。

三組の、表と裏

九点のうち、六点が三組の対である。

つまり、紙としては三枚になる。

三点の内訳

猟犬の下絵、岩の習作、そして母と赤ん坊。

つまり、主題もばらばらである。

残る三点

対の相手が、当サイトにない。

つまり、片面だけになる。

九点の並べ方

対を三組、そして片面を三点。

つまり、交互に置いた。

順に、見る

三組を、順に見たい。

そして、片面の三点を挟む。

一組目の表

まず、表から見たい。

室内の場面と犬の習作
フランシス・ウィリアム・エドモンズ《室内の場面と犬の習作》1838年ごろ以降。生成りの網目紙に鉛筆。館の題には、写生帖より、と添えられる。館の記録では、縦16.8センチ、横20.3センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。シュワルツ基金による購入、1987年。フランシス・ウィリアム・エドモンズ《室内の場面と犬の習作》メトロポリタン美術館蔵

上に、犬が一頭立つ。

線は、細く、薄い。

下に、人と家具の集まりがある。

そちらは、線が濃い。

紙の縁が、黒く写る。

灰の段階

そのあいだに、灰の段階がある。

つまり、濃淡は読める。

白と黒

明るいところと、暗いところ。

つまり、二つの端しかない。

濃淡だけ

白と黒と灰しかない。

つまり、色は分からない。

鉛筆なら

もっとも、鉛筆の素描に色は少ない。

つまり、失うものは小さい。

画像が、古い

色のない画像である。

つまり、古い記録写真である。

紙の位置

紙は、画面の中央にない。

つまり、寄っている。

帯の幅

黒い帯は、上下で幅が違う。

つまり、揃っていない。

縁の黒

紙の外に、黒い帯が写る。

つまり、撮影の縁である。

余白の扱い

余白は、切り取られていない。

つまり、そのまま残る。

何が写るか

画像には、紙の外側も入る。

つまり、台紙や隣の頁が写る。

向きが、合わない

画像は、縦に長く見える。

もっとも、記録の寸法は横長である。

断らずには、書かない

見えるものと、書かれたもの。

つまり、両方を並べる。

どちらが正しいか

こちらでは、決められない。

つまり、記録と画像を並べて示す。

同じ紙の、反対側

表を見たら、裏を見たい。

つまり、めくった側になる。

一組目の裏

同じ紙の、裏である。

犬の習作二点
フランシス・ウィリアム・エドモンズ《犬の習作二点》1838年ごろ以降。生成りの網目紙に鉛筆。館の題は、伏せる姿と、後ろから見た立ち姿、と続く。館の記録では、縦16.8センチ、横20.3センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。シュワルツ基金による購入、1987年。フランシス・ウィリアム・エドモンズ《犬の習作二点》メトロポリタン美術館蔵

左に、犬が伏せる。

前脚を、前に伸ばす。

右に、犬が後ろを向いて立つ。

尾が、下がる。

背景は、白いままである。

三つ目の文字

本体の末尾に、小文字が付く。

つまり、頁を示す。

本体は、同じ

番号の本体は、三つの文字で終わる。

つまり、頁を示す。

末尾の語

一方に表、他方に裏とある。

つまり、面が示される。

番号が、対になる

表と裏で、番号の本体が同じである。

つまり、末尾だけが違う。

区切りの記号

内容は、記号で区切られる。

つまり、並列になる。

題の作り

何が描かれているかを、並べて書く。

つまり、内容の一覧になる。

題も、対か

表の題には、室内の場面が入る。

そして、裏の題には、犬だけが入る。

別の日か

いつ描いたかは、分からない。

つまり、同じ日とは限らない。

同じ紙、違う主題

表と裏で、描かれたものが違う。

つまり、続きではない。

片面だけの一点

ここで、対のない一点を挟みたい。

つまり、相手のいない紙である。

三点目

片面だけの一点である。

猟犬の下絵
フランシス・ウィリアム・エドモンズ《猟犬の下絵》1838年ごろ以降。生成りの網目紙に鉛筆。館の題には、写生帖より、と添えられる。館の記録では、縦16.8センチ、横21センチとされる。メトロポリタン美術館蔵。シュワルツ基金による購入、1987年。フランシス・ウィリアム・エドモンズ《猟犬の下絵》メトロポリタン美術館蔵

犬が一頭、伏せる。

顔は、左を向く。

紙の中央より、左に寄る。

右は、白いままである。

線は、極めて薄い。

小文字という符号

小文字は、頁の順を示すらしい。

もっとも、記録に説明はない。

枝番の形

番号には、小文字が付く。

つまり、頁ごとに割り振られる。

番号は、裏

この一点の番号にも、裏とある。

つまり、表があるはずである。

館にはあるか

館には、あるかもしれない。

もっとも、当サイトでは確かめていない。

表は、どこか

当サイトには、その表がない。

つまり、片面しか見られない。

〇・七センチ

差は、〇・七センチである。

つまり、わずかである。

寸法が、違う

この一点だけ、横が21センチである。

つまり、他の八点より広い。

測り方の差か

紙が違うのか、測り方が違うのか。

つまり、断定できない。

切り方の差

紙が、揃って切られていない。

つまり、少しずつ違う。

次のページで

二組目の表と裏を見たい。